然プラス 生ビタミンC美容液の驚くべき効果
ビタミンCといえば、高い抗酸化力とコラーゲン生成を促す作用を持つとあって、美容業界では様々なシーンで用いられます。私たちが気になるほうれい線対策の化粧品やクリームもそのひとつ。
化粧品にも多く使われるそんなビタミンCですが、肌の塗布する場合は角質層を通り抜けられないため、ほとんどの商品はビタミンC誘導体を使用します。そんななか生のビタミンCにこだわったのが然プラス(しかりプラス)。
本来であればほとんど浸透しないはずの生ビタミンCですが、浸透させることさえできればビタミンC誘導体より遥かに効果が期待できるとされ、それを実現したのが然プラスなのです。
その然プラス、具体的にどういった化粧品なのか詳しく紹介していくとともに、お得な購入方法なども提案していきます。
- 生ビタミンCって何?
- 生ビタミンCを浸透させるシリカ
- 生ビタミンCの効果
- 然プラスの全成分
- 安全性が気になる成分は一切入っていない
- 然プラスの使用期限は1ヶ月
- 然プラスは化粧水代わりにはならない
- 朝の使用は推奨されていない
- 然プラスを購入してみた
- 然プラスの使用感
- 定期便の注意点
- 然プラスに効果はあった?本音の口コミ
- 然プラスの総評
生ビタミンCって何?
然プラスの正式名称は「然プラス 生ビタミンシリカ導入シャワー」といい、最大の売りは生ビタミンCになります。
しかしそもそも生ビタミンCって何なんでしょう?
「生」と聞くと、加工や加熱などしていないフレッシュなイメージですよね。しかしビタミンCに生なんて概念が存在するのか?…と、当初はちょっと不思議に感じていました。
然プラスの「生ビタミンC」というのは、肌に浸透しやすいよう加工したビタミンC誘導体ではない、純粋なビタミンCという意味になります。もっと分かりやすく書くと至って普通のビタミンCということに。
そんな普通のビタミンCのことをわざわざ「生」なんて書かなくても…と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、それには理由があります。
ビタミンCは基本的に肌に浸透しない
人間の正常な肌になんらかの成分が浸透するために必要な条件は大きく分けて2つ。
- 分子量500以下
- 脂溶性、水溶性両方の性質を持つ
アスコルビン酸(ビタミンC)は分子量176.13と小さいため肌に浸透するための条件「分子量500以下」という点はクリアしています。一般的なコラーゲンの分子量が30万、ヒアルロン酸が100万ということを考えれば、ビタミンCのがいかに低分子量か分かると思います。
分子量だけで見れば肌に浸透する条件を満たしているビタミンC。しかし水溶性の性質を持っているのが特徴でもあります。
一方、肌の表面にある0.02mmの角質層は幾重もの層と皮脂が外部からの刺激や細菌の侵入などを防ぐ極めて優秀なバリア層。ゆえにどんなに分子量が小さくても脂溶性の性質を持っていないと肌の奥に浸透することはできないのです。
くわえてビタミンCは非常に壊れやすいうえに空気に触れると酸化してしまうなど不安定な物質でもあります。壊れやすい上に水溶性…これがビタミンCが肌に浸透しない理由になります。
しかし肌にとって様々な効果を発揮するビタミンCはどうにか浸透させたいところ。そういった背景から生み出されたのがビタミンC誘導体という物質になります。
ビタミンC誘導体とは
ビタミンC誘導体とは、大雑把に言ってしまえば「加工して浸透しやすくしたビタミンC」というものになります。
一口にビタミンC誘導体といってもその種類は様々で、主に化粧水などに使われる水溶性のビタミンC誘導体もあれば、クリームなどに使われる脂溶性または脂溶性と水溶性の特徴を併せ持つハイブリッドなものまで存在します。
ただ、ビタミンC誘導体は加工して作られる化合物ということもあって、ビタミンCの含有率はどうしても少なくなってしまいます。
代表的なビタミンC誘導体のビタミンC含有率は以下のようになっています。
分子量 | ビタミンC含有率 | |
---|---|---|
アスコルビン酸Na | 358.08 | 49% |
アスコルビン酸Mg | 289.54 | 60% |
テトラヘキシルデカン酸アスコルビル(VC-IP) | 1129.00 | 15.6% |
アスコルビン酸-2リン酸-6パルミチン酸(APPS) | 560.00 | 31% |
アスコルビン酸Naやアスコルビン酸MgはビタミンCの含有率は高めながら、水溶性であるがゆえに高い浸透性は望めません。
一方で脂溶性のVC-IPは分子量が大きくビタミンCの含有率は低め。そして脂溶性と水溶性の両方を性質を併せ持つAPPSは理想的とされるも、やはりビタミンCの含有率は31%と高くありません。
くわえて、ビタミンC誘導体は塗布した後に酵素の働きなどで純粋なビタミンCに分解されないと効果を発揮しません。そのため、含有率がそのまま効果に直結するわけではない点にも注意が必要。
前置きが長くなってしまいましたが、然プラスが普通のビタミンCをあえて「生ビタミンC」と呼ぶのか何となく分かってきたのではないでしょうか。
そう、一般的な化粧品に配合されているビタミンCは加工されたビタミンC誘導体であり、一方で然プラスのビタミンCは加工されていないピュアなビタミンC。
だから「生ビタミンC」なのです。
生ビタミンCを浸透させるシリカ
確かに生のビタミンCが浸透するならそれに越したことはありません。しかし前述のように加工されていないビタミンCは基本的に肌に浸透しません。
そこで然プラスはシリカを組み合わせる独自技術によって生のビタミンCを浸透させることに成功したのです。
実際、商品の名前も「然プラス 生ビタミンシリカ導入シャワー」ですしね。
シリカといえば肌の弾力やハリを支えている真皮層のコラーゲンやエラスチンの結びつきを強化するミネラルとしても知られています。当然ながらほうれい線やたるみ、シワ対策にとっても重要な成分。
このシリカで生のビタミンCを包み込むことによって安定させ、かつ浸透させる…それが然プラスの大きな強みとなっています。
生ビタミンCの効果
シリカを用いることで生ビタミンCを浸透させることに成功した然プラス。そんな生ビタミンCには具体的にどういった効果が望めるのでしょうか?
- 肌のたるみやほうれい線、シワの改善
- シミの予防・改善
- 肌のキメを整える
- 顔全体のアンチエイジング
ビタミンCはコラーゲンを生成するのに欠かせない成分というのが大きなカギを握ります。
年齢と共に目立ってくるほうれい線や肌のたるみ、シワは真皮層が衰えることによって引き起こされます。
その真皮層は線維芽細胞が作り出すコラーゲンとエラスチンが網目状に張り巡らされることによって肌のハリや弾力を維持しているのですが、長年の紫外線や加齢による新陳代謝の衰えでこれらが破壊され弱る傾向に。
その状況を改善してくれるのがビタミンC。最も効果が高いとされる生のビタミンCを肌に浸透させコラーゲンの生成を促すことで弾力やハリを取り戻す効果が期待できるのです。
高い抗酸化作用も
また、ビタミンCは高い抗酸化作用があることでも知られています。
肌に限らず人間の老化には活性酸素が大きく影響しているとされます。なぜなら活性酸素は細胞を酸化させてしまうから。
この活性酸素は呼吸によって体内に酸素を取り入れるだけでも一定の量が生成され、特に紫外線を浴びると大量に作られてしまうエイジング物質。生きている以上活性酸素からは逃れられないのです。
そんな活性酸素を除去してくれるのが抗酸化物質のひとつであるビタミンC。
単体でも抗酸化作用が期待できますが、同じく抗酸化物質であるビタミンEが抗酸化作用を発揮し自身が酸化してしまった際、再びビタミンEに還元する作用がビタミンCにはあります。
コラーゲンの生成を促し肌のたるみやほうれい線を解消するだけでなく、紫外線などによって生み出された活性酸素を除去することでシミの改善やアンチエイジングにも寄与するのです。
そしてその効果を最も効率よく引き出してくれるのが然プラスで使用される生ビタミンCになります。
然プラスの全成分
生ビタミンCだけに目が行きがちな然プラス 生ビタミンシリカ導入シャワー。とはいえそこは化粧品。ビタミンC以外にも色々な成分が入っている…と思いますよね?
然プラスの全成分はというと…
然プラス 生ビタミンシリカ導入シャワー | |
---|---|
成分 | 水 アスコルビン酸 クエン酸Na シリカ ヒアルロン酸Na キサンタンガム カプリリルグリコール DPG 水酸化K 銀 |
衝撃の少なさ!
化粧品といえば30~50種くらいズラーっと成分が並んでいるのが一般的なのに、然プラスは水も含めて全10種。なかなか見ないですよね、こんな少ないの。
然プラスの象徴でもあるアスコルビン酸(ビタミンC)とシリカを除けば、キメやpHを整える効果があるクエン酸Naと、保湿効果があるヒアルロン酸Naが申し訳程度に入っている印象でしょうか。
ここまで少ないと逆に清々しいわ。
安全性が気になる成分は一切入っていない
ビックリするほど少ない全成分を見ても分かるように、然プラスには肌の刺激になるような成分は一切入っていません。
様々な成分を溶かし込む目的でほとんどの化粧品で使われているエタノールはもちろん、パラベンやフェノキシエタノールといった防腐剤すら使われていない。当然プロピレングリコール(PG)も1,3-ブチレングリコール(BG)もなし。
多くの化粧品は未開封で3年の使用期限を確保するため防腐剤を使い、また数多くの成分を配合するためにアレルギーの可能性があるエタノールを使用せざるを得ません。
その中で使用していない香料や着色料、パラベンなどを強調し「無添加」を謳うこともしばしば。
しかし然プラスは成分を限定し、かつ長期間の使用期限を放棄することで本当の意味での無添加を実現しているのです。
然プラスの使用期限は1ヶ月
パラベンやフェノキシエタノールといった防腐剤を使っていない点が特徴的な然プラス。しかも長期保存ができない生ビタミンCを使用しているだけに、お届けから1ヶ月以内としています。
しかも冷蔵保存必須。
実際に私も使用していますが、毎度毎度冷蔵庫から出し入れするのは面倒くさい。大した作業ではないのだけれどやっぱり面倒くさい。
それでも生ビタミンCを使用できる点と、余計なものが一切入っていない点を考慮するに、面倒くささを補って余りある魅力があるのも確かです。
長期保存や常温保存ができないだけに然プラスは完全受注生産。このあたりに品質に対する強いこだわりを感じますね。
出先に持っていけないのは地味にデメリットですけど…
然プラスは化粧水代わりにはならない
然プラスはローションタイプであるため、これまで使っていた化粧水の代わりに使えばいい…と思いがちですが、これは大きな那間違い。
それを裏付けるように公式サイトにはこう書かれています。
然プラスはあくまでも生ビタミンCを肌に届けるのが目的の商品で、保湿成分を使用していないから化粧水の代わりにはならないと。
ヒアルロン酸Naが配合されているけど、保湿目的ではないのね…
「然プラス使用後にいつものお手入れを」と書いていることから、入浴後すぐに然プラスを塗布し、その後から普段の化粧水や乳液などを使用することになります。
朝の使用は推奨されていない
然プラスのもう一つの注意点として、朝の使用は避けるというものがあります。
ビタミンCは紫外線に弱いため、太陽の光を浴びることのない夜だけの使用を呼び掛けています。肌の修復などは寝ている間に活発に行われるため、夜に然プラスを使うというのは理にかなっているといえるでしょう。
ちなみに、一部ではビタミンCが日焼けやシミの生成を助長するなんて声もありますが、これはレモンとビタミンCを混同していることから生まれる勘違い。
レモンやグレープフルーツなどビタミンCを含む柑橘類を多量に食べた後に紫外線を浴びると日焼けやシミができやすくなるとされていますが、それは柑橘系に含まれ光毒性のある「ソラレン」の影響。
ビタミンCを朝塗ったからといってシミができてしまうことはありません。
とはいえ、然プラスは希少な生ビタミンC入りのスキンケア商品。効果が限定的な朝塗るより、夜の入浴後にたっぷりと使用したいものです。
安い物じゃないしね。
然プラスを購入してみた
生ビタミンCを配合する化粧品はいくつか存在するもののどれも高価とあって、私自身興味はあれど使用に踏み切れませんでした。比較的知られているものだと7,000円前後しますからね。
しかし然プラスは税込でも4,500円くらいと比較的買いやすい価格に抑えられていたため、どんなものかと思い切って買ってみました。
箱を開けてみると、商品紹介のパンフレットや使用上の注意が書かれた紙、定期コースのお届けに関する説明などが添付され、然プラス自体はパウチ包装。「1ヶ月でお使いください」の文字と共に要冷蔵と書かれています。
大きさはこのくらい。
他の生ビタミンC入りの美容液が20ml入りなのに対し、然プラスの内容量は30mlと多いのが嬉しい。手に持ってみても思いのほか大きい印象を受けます。
然プラスの使用感
では実際に使用してみます。
1回の使用量は4~5プッシュということで、実際にその通り手に取ってみると…
写真じゃちょっと分かりづらいですね。
色は薄い黄色で液はサラサラ。4プッシュしてみましたが、顔全体に十分行き渡る量でした。サラサラなので伸びがいいのも一因かと。
入浴直後に実際に塗ってみると…なるほど、確かに化粧水や美容液のようなしっとり感はなく、スッと肌に浸透しサラッとする印象。化粧水代わりに使うことができないというのも納得です。
然プラスに匂いはなし
然プラスを手に取ってみて直接嗅いでも匂いはなく、顔に塗った後に匂いが気になることもありませんでした。
あれだけ成分が少ないうえに香料無添加ですから、匂いはなくて当たり前か。私は芳香剤や匂いの強い柔軟剤とかが苦手な人間なので、こういった点は助かります。
定期便の注意点
然プラスは税込4,538円に加え内容量30mlと、生ビタミンC入りの美容液の中では圧倒的なコストパフォーマンスを誇ります。
しかし、鮮度を保つために完全受注生産という形を取っているため単品での購入はできず、定期コースのみの取扱いになっています。
定期コースというと「最低〇回以上買わないといけない」というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、然プラスは回数の制限がありません。1回だけ試して解約することももちろん可能です。
変更や解約は早めに
ただし注意点もあります。
然プラスは完全受注生産という形をとっているため作り置きすることができません。定期便の購入者の人数に応じて生産し、それをすぐに発送するという都合上、お届け日の変更や解約のスケジュールはタイトになっています。
商品の発送は毎月5日と20日の2回行われており、例として2018年のカレンダーで20日発送のケースについて見てみます。
発送予定日 | 変更・解約受付終了日 |
---|---|
1月19日(金) | 1月4日(木) |
2月20日(火) | 1月31日(水) |
3月20日(火) | 2月28日(水) |
4月20日(金) | 3月31日(土) |
5月18日(金) | 4月30日(月) |
6月20日(水) | 5月31日(水) |
20日が発送予定日の場合、変更や解約の連絡は前月の月末までに行う必要があります。発送予定日が必ずしも20日ではないのは土日の発送を行っていないから。20日が土日にあたる場合、直前の金曜日が発送予定日になります。
20日の発送分を変更・解約する場合、前月の月末までに連絡しなければならないことを考えると、商品が手元に届くのが発送後2~3日と仮定して、次回の変更や解約をするのであれば商品受け取りから1週間程度しか猶予がないことになります。
ちなみに毎月5日発送の場合は前月の15日が変更受付最終日になります。
とりあえず1度試してみたいというケースでは、22~23日に届いてから月末までの1週間程度で使用感を確かめないと次回の発送準備に入ってしまうことに。
まあ、使用感や匂い、肌に合うかどうかは1週間あれば十分評価できますので、問題ないといえば問題ないですけどね。でももうちょっと余裕が欲しいというのが本音になるでしょうか。
然プラスに効果はあった?本音の口コミ
ほうれい線はもちろん、目元のシワやたるみなども気になっている私に然プラスは効果があったのか?
結論から言えば、肌にハリや弾力が出たのは実感できたが、今のところ劇的な変化まではないということになるでしょうか。
使用し始めてまだ1ヶ月強程度ということもあってか、「ほうれい線が消えた!」とか「シワがなくなった!」ということはありません。ただ、顔全体が引き締まりハリや弾力がある程度改善したのは実感しています。
化粧品の効果を実感するにはある程度の期間が必要になりますが、その間にも老化は確実に進行していく…と考えれば、及第点を与えられるのではないでしょうか。
このあたりはもう少し使ってみて再び報告できれば…と考えています。
ほうれい線は…やや薄くなったかなぁ?そうでもないかな?
然プラスの総評
余計な成分や添加物を徹底的に排除し、生のビタミンCを浸透させることだけに注力した然プラス 生ビタミンシリカ導入シャワー。それだけにビタミンCの高い抗酸化作用やコラーゲン生成を実感することができるでしょう。
生ビタミンCを使用している商品が少ないなか、他の美容液に比べ内容量が多く価格も安いという大きなメリットも。
化粧水の代わりにならない、冷蔵保存の必要がある、使用期限が1ヶ月など面倒な面もありますが、裏を返せばビタミンCを浸透させ十分な効果を発揮するにはそれだけに労力が必要ということに。
こういったひと手間を面倒くさがらず継続することができるかどうかで今後の肌の状態は変わってきます。
然プラスは生ビタミンCに興味はあるが高くて使えなかった方、色々な美容液を試してみたが効果を実感できなかった方にぜひ使ってみて欲しい商品です。
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