「まいう体操」でほうれい線は薄くなる
一度できてしまうとそう簡単には消えてくれないほうれい線ですが、見た目年齢を大きく引き上げてしまうとあってどうにかして除去したいところですよね。そんなときには「まいう体操」が効果的です。
ほうれい線というのは口の周りに広がる口輪筋などの筋肉が衰えることで頬がたるみ現れてしまうため、口周辺を鍛えることは非常に効果的。
そんな口の周りの筋肉を鍛えるのに効果を発揮するのがまいう体操なのです。
ここではまいう体操のやり方や、具体的にどういった効果があるのかなど詳しく取り上げていきたいと思います。
まいう体操のやり方
そもそもこのまいう体操は2013年に日本テレビの世界一受けたい授業で取り上げられたものなのですが、非常に効果的とあって広まったという経緯があります。
そのやり方は非常に簡単。
これをひとつの発音に付き10秒、計30秒を1セットとし、1回に5セット行うようにして、それを1日3回。つまり1日計15セットの計算になります。
時間的にも1回につき2分30秒と短い上に、家事や入浴中、テレビやスマホを見ている時間などいつでも行えるため、暇な時にやるといいでしょう。
コツは実際に声を出しながら大げさなほど大きく口を動かすこと。
ただ、家族などに見られると恥ずかしいという場合もあるでしょうから、そういった場合は声を出さなくてもOK。
とにかくめいっぱい口を動かすようにしましょう。
ちなみにこの体操、「あいう」でも「かきく」でも良いのですが、「ま」の発音は一度口を閉じる必要がある分より筋肉が鍛えられるというメリットがあります。
「ま」以外なら「ば」「ぱ」あたりが良いかと。
ほうれい線だけじゃないその効果
実際にまいう体操をやってみると分かると思いますが、使っている筋肉は口の回りの口輪筋のみならず、頬や顎の筋肉もかなり使っています。
これによって頬のたるみが解消されるのと共に、加齢によって気になってくる顎回りのたるみやむくみも改善されます。
ほうれい線が気になる人はもちろん、「最近顎のラインが曖昧になってきた」「顎がたるんで顔が四角くなってきた」と感じている人はぜひまいう体操を取り入れるようにして下さい。
まいう体操は逆効果という説を信じるな
ほうれい線や頬、顎のたるみに効果があるまいう体操ですが、一部では「逆効果」とする声があります。
これは「い」の発音時にほうれい線がくっきり出ることによるもので、加齢とともに一時的なシワが消えにくくなっていることに由来します。
笑った直後に鏡を見ると「笑いジワが消えてない…」と感じるアレ。
まいう体操によって直後はほうれい線が目立つこともあるでしょうが、それは時間と共に消えるもので、顔の筋肉自体はしっかりと鍛えられているので心配は無用です。
また、表情筋を鍛えること自体シワにとってむしろ逆効果と唱える人もいますが、これもお門違いです。
表情筋など顔の筋肉を鍛えることは直接的なシワの解消に繋がるわけではなく、たるみを解消した結果シワが消える・薄くなるというメカニズム。
若い人は豊富な表情筋と肌のハリ・弾力によってツルッとした肌を維持していますが、私たちのように中年に差し掛かると顔の筋力、弾力やハリのどちらも衰え、結果シワやたるみが目立ってきます。
シワを直接消すためには真皮の状態を改善する必要がありますので顔の運動とは直接関係ないものの、筋肉が鍛えられれば頬のたるみは改善されほうれい線も薄くなっていくのです。
とにかくやってみること、継続させることが大事
ほうれい線やたるみが気にはなっているけど、顔の運動は面倒くさいし、どうしても続かない…という人もいると思います。
しかし何もしなければ顔の筋肉は20代前半をピークに衰える一方ですし、筋肉自体も固くなってより動かなくなってしまいます。
そう、何もしていない今この瞬間も衰えは確実に進行しているのです。
こういった対策は少しでお衰えが少ない時期に…つまり早ければ早いほど効果も出やすいので、一刻も早い対策を心がけて下さい。
幸いまいう体操はいつでもどこでも短時間で行えるというメリットがありますので、ほうれい線や顔のたるみが気になっている人は普段の生活に取り入れるようにしましょう。
あわせて読みたい関連記事
ほうれい線が消えるとして広く知れ渡る「まいう体操」。ほうれい線や顔のたるみに対し効果があるこの体操ですが、一部では逆効果とする声も。そのためまいう体操がどういったものか、どんな効果があるのかを今一度確認するためにも詳しく取り上げてみたいと思います…続きを読む
ほうれい線や顔のたるみに改善には表情筋エクササイズが効果的というのが常識になっています。しかし一部の専門家からはこういったトレーニングはむしろ逆効果とする説も。ほうれい線にとって表情筋エクササイズは無意味なのか?むしろ悪化の原因?そのあたりを検証していきます…続きを読む
お菓子のグミはゼラチンで作られるためコラーゲンが入っており、それだけにほうれい線などシワを消す効果を期待して食べる人もいるのではないでしょうか。グミのコラーゲンはアミノ酸まで分解されるという否定的な説が広まっていますが、必ずしもそうではないようですうに…続きを読む
肌の真皮はコラーゲンとエラスチンが形作り、ヒアルロン酸が保持する水分でハリや弾力が保たれているため、ヒアルロン酸が減ると肌の弾力が低下しほうれい線の原因となります。だからといってヒアルロン酸を外部から補う行為には否定的な意見も多いのが実情…続きを読む
巷ではほうれい線を消したり顔を引き締めたりする器具が売っています。しかし思いのほか高価で手を出しづらいですよね。そんな時はペットボトルを用いたエクササイズを試してみてください。タダで手軽に手に入るうえ短時間で済むこの方法、動画を交え2つの方法を紹介します…続きを読む
ビタミンCがほうれい線やシワに良いことは知っていても、普段の生活では十分な量摂れないことも。そん時は1日1個のキウイフルーツがおすすめです。キウイには非常に豊富なビタミンCの他にビタミンEやクエン酸など美容に良い成分が多く肌トラブルの解消に役立ちます…続きを読む
PCやスマホの長時間使用などによる肩こりに悩まされている人が多くなっています。重くだるい症状に加え頭痛や吐き気を引き起こす可能性もある肩こりですが、ほうれい線など肌の衰えの原因になることも。なぜ肩こりが肌の衰えに関係してくるのか、そのメカニズムと対処法に迫ります…続きを読む
最近目立ってきたほうれい線。それを消すために必要な栄養素は様々あれど、最も重要になるのはやはりビタミンCです。強い抗酸化作用を持つビタミンCはコラーゲンの生成を助けるほか、活性酸素を除去・無力化するなど美容にとって絶対に欠かせない成分です…続きを読む
見た目の年齢を一気に引き上げてしまうほうれい線の存在。気になっている人も多いと思いますが、世間的にはどの程度の人がほうれい線を気にしているのでしょうか?実際に2つのデータやアンケートで見てみると、多くのシワの中でもほうれい線が最も気にされているのが分かります…続きを読む
ほうれい線を消す最終手段となるのが美容外科による治療。ヒアルロン酸注入程度であればリスクも負担も少ないものの、糸で引っ張ったり切るフェイスリフトになると効果が高い分経済的負担もリスクも高くなってきます。それぞれの特徴や費用から自分に最適な方法を見つけ出して下さい…続きを読む