禁煙でほうれい線は改善する

タバコを止めてほうれい線改善

喫煙が体に多くの悪影響を及ぼすことは誰もが分かっている事と思います。当然ながらほうれい線はもとより美容面にも悪影響があるタバコはぜひとも止めるべきですが、現実的になかなか難しいんですよね。

とはいえ吸い続ければ顔にはほうれい線をはじめとした大小のシワがどんどん刻まれ、肌はくすみ歯や歯茎は黒くなるなど、特に30代以降は目に見えて影響が出てくるはず。

美容面・健康面を考えれば一刻も早く禁煙するべきなので、ここではタバコがいかに恐ろしいものか、そしてどうすれば上手に禁煙できるかなどを取り上げていきたいと思います。

美容に対するタバコの悪影響

タバコは当サイトのテーマであるほうれい線を深く刻みつけてしまうのはもちろん、様々な面において美容・健康に多大な悪影響をもたらします。

具体的には…

■体中すべてが老化する

タバコを吸うと血中に一酸化炭素が入り込み、本来酸素と結びつき全身に送るはずのヘモグロビンが一酸化炭素と結びつくことによって顔の肌はもちろん全身の細胞において酸素が不足します。

また喫煙は血管を収縮させる作用がありますので全身の血行が悪くなり、細胞に栄養が届きにくい環境を作ります。一酸化炭素の存在と相まって全身において酸素・栄養が不足してしまうのです。

言うまでもなくこれは肌のみならず全身の細胞で起こること。

酸素や栄養が滞ると細胞の新陳代謝は低下することになる…つまり代謝の落ちた老人のような体になってしまうことになるのです。

肌に酸素や栄養が十分送られていれば新陳代謝が活発になり、同時に水分も生み出すため若々しく瑞々しい肌をキープできますが、タバコを吸うと水分を十分生み出すことができずカサカサに。

そうなればほうれい線はどんどん深くなっていきます。

■コラーゲンとエラスチンを破壊・生成の抑制

人間の皮膚の土台となっている真皮層は水分を除くとおよそ70%がコラーゲンで構成されていて、エラスチンと結びつくことによって肌の弾力やハリを維持しています。

しかしタバコを吸うとこのコラーゲンやエラスチンを破壊することが分かっており、真皮層を構成するこれらが破壊されることによって肌の弾力は低下し深いシワやほうれい線を作ってしまう原因に。

またタバコを吸うと真皮のコラーゲンやエラスチン、線維芽細胞の生成に欠かせないビタミンCが破壊・消費されます。

人間の1日のビタミンCの必要量は100mgと規定されている一方、タバコを1本吸っただけで25~50mgのビタミンCが消費されるため、数本吸っただけで必要量全てを消費してしまうことになります。

美容面を考えた場合1日に1000mg程度のビタミンCを摂るべきとされるものの、タバコを1日一箱(20本)吸えばそのほとんどを消費してしまうのです。

■死亡・病気のリスクが高まる

全身の細胞を老化させる喫煙を続ければ死亡や発病リスクが大幅に高まります。

その原因は上で挙げた酸素や栄養の減少に留まりません。タバコの煙には数多くの発がん性物質や化学物質が含まれ、これによって細胞ががん化しやすくなります。

また血管が収縮することによって血圧が上がり動脈硬化が進行、脳卒中や心臓病などのリスクも高まりますし、何より肺への悪影響は計り知れません。

■臭いし汚い

タバコを吸う人はとにかく臭い。

服や髪の毛に臭いが染みついているのはもちろん口臭が強烈なので、吸わない人からすると「近づくな」と感じるレベル。

タバコの臭いだけでもクサイ上に歯槽膿漏など歯周病の原因にもなりますから煙の臭いに加えて歯周病による腐敗臭までする人も多数。

しかも歯は黄ばみ歯茎は黒ずんでいますから汚らしいことこの上ない。

タバコはストレス解消になっていない

一般的にタバコは百害あって一利なしと言われるように何一つメリットは無いのですが、タバコを吸う人に話を聞くと決まって「ストレス解消になっている」と主張してきます。

しかしこれは完全な勘違い。

タバコを吸ってリラックス効果やストレス解消効果を得られているわけではなく、ただ単にタバコを吸いたいという欲求が満たされたに過ぎないのです。

つまり、ゼロの状態からリラックスやストレス解消というプラスの効果があるのではなく、タバコを吸っていないことによるストレスを解消しているだけ…マイナスの状態からゼロの状態になっているだけなのです。

そして次にタバコを吸うまでまたストレスを溜めていく…こんなことが繰り返されている不毛さに気付くべき。

禁煙すればほうれい線は改善する可能性がある

一度刻まれてしまったほうれい線を改善したり消したりすることはそう簡単なことではないため、「タバコを止めて本当に効果あるの?」と疑問を感じている人もいると思います。

上でも書いたように喫煙は美容に対する数多くのデメリットがあるものの、タバコを止める事でこれまで滞りがちだった酸素や栄養が肌に行き渡るようになり新陳代謝が活発化、結果これまでの過度な肌の老化は徐々に解消されていくことになります。

またビタミンCを無駄に破壊・消費することもなくなるため、コラーゲンやエラスチンの生成がスムーズに。これにより真皮層にハリと弾力が戻りほうれい線をはじめとする深いシワの改善が見込めるのです。

ほうれい線に限らず全身の若返り効果が期待できますので、実際にやってみると肌や体の調子が明らかに良くなることを実感できるはず。

長年の喫煙による体や肌の不調は慣れによって気付かないものですが、いざ止めてみると「こんなに悪影響があったのか」と驚くこと必至です。

女性の禁煙成功率は非常に低い

タバコは男女問わず吸わないに越したことはないものの、特に女性は美容に加え妊娠出産の可能性など様々な面でタバコの影響は無視できず、少しでも早く記念するべきです。

しかし悲しいことに女性の禁煙成功率は非常に低いという現実が。

禁煙を成功させる一番の近道は医療機関の禁煙外来を受診することですが、その禁煙外来を対象にしたデータを見てみると…

女性の禁煙成功率は低い

これを見ても分かるように女性の禁煙成功率は男性に比べ目に見えて低く、禁煙外来受診後1年の禁煙継続率は25%弱と、4人に1人しか成功していないことに。

男性の喫煙率が右肩下がりの減少しているのに対し女性の喫煙率はほぼ横ばいで推移しているのもその辺が影響しているのかもしれません。

女性のほうが禁煙成功率が低い原因として、脳内物質の影響、喫煙満足度や禁煙に伴う離脱症状の強さなどが挙げられます。

チャンピックスのすすめ

一般的に禁煙外来を受診すれば高確率で禁煙に成功するとされており、その大きな要因になっているのがチャンピックスという薬の存在です。

タバコを吸うことで感じる快楽は脳内のニコチン受容体とニコチンが結合しドーパミンを分泌するというメカニズムが理由。

しかしチャンピックスを服用すると、この成分がニコチンに先回りしてニコチン受容体と結合することでタバコを吸ってもドーパミンが分泌されないようになり、結果タバコを吸っても「美味しい」と感じなくなります。

チャンピックスを使うと「タバコが急激に不味くなる」「タバコを吸ったら気持ち悪くなった」という声が多数を占めるのはそういった作用によるもの。

それを用いてもなお女性の禁煙成功率はあまり高くありませんが、自力と根性論で禁煙に取り組むよりかは遥かに成功率は高くなるでしょう。

チャンピックスは禁煙外来で処方してもらう以外にも個人輸入を用いて購入することもできます。医療機関にかかっても保険適用外なので、余計な時間や診察料、処方代のことまで考えれば個人輸入で買った方がずっと安く済みます。

モチベーションを少しでも高めたいなら禁煙外来を、無駄を省きたいなら個人輸入での購入と、自分の環境に合わせて使い分けるといいでしょう。

ほうれい線、ひいては美容・健康に多大な悪影響を与えるタバコ。若く健康でありたいと考えているのであれば一刻も早く禁煙に取り組むようにして下さい。

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