ほうれい線解消・予防のための方法8選
スキンケアや紫外線対策にはそれなりに気を使っているつもりでも、年齢と共にほうれい線が目立ってきた…こんな経験をしている人は多いと思います。ほうれい線を消す・予防するにはどうすればいいのか?
ほうれい線は深いシワのように見えますが、厳密にはシワではなく頬など顔のたるみを原因にして生まれる、いわば“溝”。
そのため、基本的なケアはシワへの対策と変わらないものの、細かいところで微妙に違いがあり、良かれと思って続けているケアは実は間違った方法だった…という可能性すらあります。
ほうれい線を消す・防ぐための具体的な方法とはどういったものなのか?
ほうれい線を消す・防ぐための方法
一筋縄ではいかないほうれい線への対応ですが、厳密にはシワではない分対処しやすいという側面もあります。
当サイトのこのページが属する「ほうれい線を消す方法や対処法」ではほうれい線を消す様々な方法を具体的に提供しているため、より具体的な方法の解説・説明はそちらにまかせるとして、ここでは方法の方向性や各ページへのリンクを中心に行っていきます。
■保湿
スキンケアの基本中の基本と言えば保湿。
女性は男性に比べもともと皮脂の分泌が少なく、それも20代前半をピークに減少の一途を辿り、肌が乾燥してくるとまずは「ちりめんジワ」と呼ばれる細かなシワが目元や口元にできてきます。
それ自体はその後のしっかりとした保湿ケアによって消すことが可能であるものの、それを放置してしまうと肌の奥にある真皮の水分まで失われ、ハリや弾力が衰えてしまいます。
そうなると顔にたるみが生まれてしまうため、ほうれい線が目立つ結果に。
表皮と違い真皮のダメージを回復するのは簡単なことではないため、先んじた保湿ケアによってそれを防ぐことが何より重要になるのです。
■紫外線予防
紫外線には大きく分けてA波(UVA)とB波(UVB)があり、どちらも肌に深刻なダメージを与えます。
UVBはエネルギーが強く表皮にダメージを与えるため、日焼けやシミの原因に。しかし私たちが最も気を付けるべきは全紫外線の90%以上を占めるUVAです。
UVAは真皮にまで到達し、肌のハリや弾力にとって絶対に欠かせないコラーゲンやエラスチンを変性・破壊してしまうため、たるみやシワの、そしてほうれい線の大きな原因になっているのです。
かつて日焼け止めといえばSPFが重要視されていましたが、これはUVBを防ぐ目安となる数値。UVAに対しては「PA」の+の数が重要になりますので、日焼け止めやファンデーションはできるだけ「PA+++」「PA++++」のものを使いましょう。
■体や顔の歪み解消
一見ほうれい線には関係ないように感じる体や顔の歪み。しかし歪みが酷くなると片方だけくっきりとしたほうれい線が現れるなどの影響が出てきます。
体は多くの骨によってバランスが保たれており、頭蓋骨も20以上の骨で構成されています。
体が歪むとそれは頭蓋骨にまで影響し、顔も歪んでしまうことが。そうなると左右片方だけほうれい線が現れる可能性があるのです。
また、食事の際に片方の歯だけで噛む癖は顔の歪みの原因に。
これらを予防・解消するには…
- ■頬杖をつかない
- ■片方の足だけで足を組まない
- ■ショルダーバッグは左右でバランスよく
- ■横向きに寝転がらない
- ■両方の歯でバランスよく噛む
…などが挙げられます。
■禁煙
百害あって一利なしのタバコは美容にも多大な悪影響を与えます。
タバコを長期間吸い続けると、そうでない人に比べシワが明らかに多くなる「スモーカーズフェイス」という言葉があるように、美容への影響は計り知れません。
原因はタバコを吸うことによる血管の収縮で血行が悪くなることや、1本でも多量のビタミンCを消費してしまうことなどが挙げられます。
ビタミンCは真皮のコラーゲン生成を助ける重要な栄養素であるため、これを大量に消費するタバコはほうれい線の大きな原因に。
喫煙は何一つ良いことがありませんので、可能であればきっぱりと止めましょう。
■ストレス解消
現代社会において切っても切れない関係にあるストレスは、タバコと同様に血行を悪くしたり、ビタミンCを消費したりといった悪影響があり、ほうれい線の原因のひとつとして考えられています。
また、過度なストレスは自律神経やホルモンバランスを乱してしまい、女性の肌や髪を美しく保つエストロゲンなど女性ホルモンの分泌が減ってしまう可能性が。
ストレスをゼロにするのは現実的ではないものの、上手なストレス解消法を見つけるようにしましょう。
■体型の管理
太っちゃダメ。痩せすぎてもダメ。
太ると肌にハリが出てシワやほうれい線が伸ばされ、消える・薄くなると思っている人もいますが、それは大きな勘違い。
肌がピチピチの20代であればそういったことも期待できるかもしれませんが、年齢と共にハリや弾力が無くなってくると、重力に逆らえず余計な肉が一気に垂れてほうれい線をより深いものにしてしまいます。
また、太ったからといってほうれい線の部分にうまく肉が付くとも限りませんし、逆に痩せたからといって頬のたるみを作り出している肉が落ちるとも限りません。
急激に痩せると肌のハリや弾力が衰えますから、ほうれい線のみならず様々なシワの原因にも。
太った際、痩せた際の肉の付き方・落ち方は個人差が大きいため「100%悪い」とは言い切れないものの、急激な体重の変化は多くの場合ほうれい線にとって悪い方向に働きます。
美容面はもちろん、健康面・恋愛面においても女性の柔らかさを残しつつ適度にメリハリがある体が好ましいのは言うまでもありません。
■バランスの良い食事
人間の体は食べ物で作られていると言っても過言ではないくらい食事は重要。
美容面においてはコラーゲンの生成を助け、高い抗酸化力を発揮するビタミンCやビタミンE、新陳代謝を活発にするビタミンB群などが注目されがちですが、栄養素は各々が複雑に干渉しあっているため、偏った栄養摂取ではその効果を十分に発揮できないことも。
野菜や果実などでビタミンをしっかりと摂りつつ、肉や魚、穀物をバランスよく食べ、タンパク質(アミノ酸)やミネラルなどをバランスよく摂取することが美容への第一歩です。
肥満の防止にも繋がるしね。
■顔の表情筋を鍛える
ほうれい線は頬を中心とした顔のたるみによって生まれるため、そのたるみを解消するため表情筋を鍛えることはとても効果的です。
中でも口の周りの口輪筋、口から耳に向かって斜め上に走る大頬骨筋、小頬骨筋が重要になるため、これらを鍛える顔の体操を意識的に取り入れると良いでしょう。
顔の体操の多くは、とても人に見せられない顔になるので、一人でこっそりと。
普段の意識がほうれい線解消のカギ
ここまで、ほうれい線を消したり予防したりする代表的な方法を8つ挙げてきましたが、いかがだったでしょうか?
ほうれい線は生まれ持った顔の骨格や形も影響するため、100%有効な手段というのは断定できませんが、上記の方法を複数取り入れればかなりの確率で良化することが期待できます。
方法を見ても分かるように、そのほとんどはちょっとした努力や意識の変化で十分対応できるものばかり。
芸能人が外見を維持するために陰で多大な努力をしているのと同様に、私たちもしっかりと対策をすれば肌は応えてくれるのです。
肌のケアというと、どうしても「より良い、高価な化粧品」に目が行きがちですが、化粧品ができることは保湿と紫外線対策が大半。しかし、それだけで美しくなれるほど甘いものではありません。
普段の姿勢、テレビやスマホを見ている時の顔の体操など簡単に取り入れられるものも多いので、上記を参考に色々と試してみて下さい。
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