鮭のアスタキサンチンがほうれい線を消す

鮭のアスタキサンチン

近年鮭に含まれるアスタキサンチンに美容効果があるとして大きな注目を集めておりしわやたるみにも大きな効果が期待できるとされていますが、鮭にはどの程度含まれていて、ほうれい線にはどういった影響があるのでしょうか?

アスタキサンチンといえばFUJIFILMのアスタリフトを思い浮かべる人も多いでしょう。しかしかなり高価な部類の化粧品であるためおいそれと手は出せず、普段の食事で摂取できるならそれに越したことはないですよね。

しかも極めて安価で庶民的な鮭でしっかりと摂取できるのであれば理想的。

鮭に含まれるアスタキサンチンの含有量、そしてほうれい線をはじめ美容に対する効果など詳しく調べてきましたので、ぜひ参考にして下さい。

鮭にアスタキサンチンが多い理由

鮭の身がオレンジ~ピンク色をしているのはご存知だと思いますが、この色こそがアスタキサンチンを多く含む証でもあります。

ただ、本来鮭は白身魚で、あの色になっているのは鮭の食生活に理由があります。

鮭が食べる主なものはエビに似た形を持つプランクトンの一種である「オキアミ」で、このオキアミは藻類を食べることでアスタキサンチンを多く含有しています。

つまり、藻を食べることでアスタキサンチンを蓄えているオキアミを鮭がエサにしている事で、アスタキサンチンによる鮭の鮮やかなサーモンピンクの身が作られているという事になります。

ちなみに、エビやカニを茹でると真っ赤になるのもアスタキサンチンによるものですが、残念ならが身の方にはそれほど多く含まれてはいません。

アスタキサンチンがほうれい線に与える影響

アスタキサンチンがほうれい線にどういった影響を与えるのか語る前に、まずこの成分にどういう働きがあるのかをしる必要があります。

アスタキサンチンの代表的な美容効果はというと…

■紫外線をガードする

肌にとって最も悪影響があるのが紫外線で、特に真皮にまで到達しコラーゲンやエラスチンを変性させる紫外線A波(UVA)はほうれい線を作り出す大きな原因になってしまいます。

紫外線が肌を老化させる要因には紫外線を浴びることによって発生する活性酸素が影響しているのですが、アスタキサンチンにはこの紫外線によって作られる活性酸素を除去する効果が。

中でもシミの原因となるメラニン色素の生成を抑える効果に優れるため、シミの予防に最適とされています。

また、紫外線による活性酸素は肌のハリや弾力を保っている真皮のコラーゲンやエラスチンを破壊するため、アスタキサンチンの活性酸素抑制効果がほうれい線予防や改善に効果がある理由になっているのです。

■強力な抗酸化作用

紫外線を浴びると肌の老化を促す活性酸素が増えることは知られていますが、この活性酸素を増やす要因は紫外線に留まらず、ストレスや飲酒、喫煙はもとより、普段の生活の中でも一定量生成されています。

アスタキサンチンが持つ強力な抗酸化作用はこの活性酸素を除去したり生成を抑制したりするので、美容、健康含めトータル的なアンチエイジングに役立ちます。

■肌の保湿

肌の乾燥はお肌の大敵。しかし女性は元々皮脂が少ない上に加齢でさらに分泌が減少していくため、肌はどんどん乾燥傾向に。

肌の乾燥は化粧水や美容液などで補い保湿するのが一般的ですが、アスタキサンチンを摂取すると肌の水分量に加え皮脂の分泌量が増えることが分かっています。

鮭はさしずめ食べる美容液といったところでしょうか。


アスタキサンチンの大きな特徴は活性酸素の生成を抑えたり除去したりする強い抗酸化作用といえます。

アスタキサンチンの推奨摂取量

ではアスタキサンチンは1日にどの程度摂取するのが望ましいのか?

これは個人差や年齢によっての多少の上下はあるものの、美容や健康を考えた場合の1日の必要摂取量は3mg、推奨摂取量は5~6mgになります。

このくらいの量を摂ることができればアスタキサンチンの抗酸化作用を十分に享受することができますので、参考にして下さい。

鮭のアスタキサンチン含有量

さて、そんな強力な抗酸化作用があるアスタキサンチンですが、鮭にはどの程度含まれているのでしょうか?

一般的な紅鮭100gに含まれるアスタキサンチンの量は3~5.8mg

100gというのはスーパーなどで売られている鮭の切り身の平均くらいになりますので、一切れ食べれば1日に必要な量のほとんどを摂取できることになります。

お刺身やお寿司のサーモンや鮭フレークなどにもアスタキサンチンは含まれていますので、「毎日焼き鮭じゃ飽きる」という人はこれらも活用するようにしてみて下さい。

食事の中に上手に鮭を取り入れよう

近年は食の欧米化が進み肉中心の食生活になっている人も多いと思います。

肉には豊富なタンパク質やビタミン、ミネラルが含まれる反面、脂質やカロリーが多くビタミンCが少ないなど美容や健康にとって必ずしもプラスではなく、また活性酸素を増やすという説もあります。

その活性酸素は肌の老化を促しほうれい線をくっきりと目立たせてしまうだけでなく、健康面においても当然マイナス。

鮭に豊富に含まれるアスタキサンチンにはそういった活性酸素を除去したり生成を抑制したりする効果がありますので、1日の食事のうちのどこかで食べるよう心がけるとほうれい線予防に繋がります。

幸い鮭はかなり安価な魚なので懐にも優しく、そして美容効果は抜群…こんな理想的な食材はそうそうありません。

どうしても鮭が食べられない場合もあると思いますので、基本は食事で摂取しつつ、食べられなかった日はサプリメントでアスタキサンチンを補うという方法もありますので検討してみて下さい。

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