姿勢を正しく保つことでほうれい線解消

姿勢を良くしてほうれい線撃退

ほうれい線の対策というと紫外線対策や保湿など一般的な肌対策を思い浮かべがちですが、普段の生活の中での何気ない姿勢がほうれい線を生み出していることがあるため、正しい姿勢を手に入れることは美容にとって大きな意味を持ちます。

というのも、人間の体というのは非常に多くの骨や筋肉で構成されており、それは頭蓋骨も例外ではありません。

姿勢が悪くなり体のバランスが崩れると各部位の骨が影響しあい体や頭蓋骨が歪み、ほうれい線を作り出すことが分かっています。(→体の歪みが消えないほうれい線を作る

また、ほうれい線に限らず姿勢が悪いとそれだけで老けて見えますし、「だらしなさそう」という印象を持たれることもありますので、総合的な美しさを手に入れるという点でも姿勢に気を使ってみて下さい。

どんな時の姿勢に気を付けるべきか

姿勢を正すというと立っている時や座っている時に背筋を伸ばすイメージを持つ人も多いと思います。実際猫背はほうれい線に悪影響があるものの、より大きく関わってくるのは猫背ではなく体の歪みです。

そんな体の歪みを作り出す体勢をとらないようにする事が最も重要になり、そのためには左右のどちらか一方に力がかかる体勢を取らないようにすることが必要になってきます。

■足を組まない

椅子に腰かけている時、ついつい足を組んでしまうという人は多いと思いますが、これは体や骨盤を歪ませる典型的な体勢になります。

それでも足をバランスよく組みかえていればまだマシではあるものの、多くの場合組む足って決まってしまうもの。しかも足を組むのが癖になっていて無意識に行っていることが多いため、よほど意識しない限り片方の足ばかりを使うことになるでしょう。

当然ならがベストは足を組む癖を直すことですが、「足を組まないとしっくりこない」という人も多いと思いますので、せめて意識的に両足をバランスよく使うようにしましょう。

ただ…普段と逆の足で組むと、それはそれでしっくりこなんですよね…

■片肘をつかない

片肘をつくのはほうれい線の原因に

テーブルの前に座っているとついつい片肘をついてしまう事ってありますよね。

しかしこの体勢も足を組むのと同様に体の歪みを引き起こす原因になり、また片肘をつくと猫背になる場合が多いので、2重でほうれい線に悪影響があります。

また、手を当てる位置や体重のかけ方によっては顎が微妙にずれる可能性もあり、ほうれい線が片方だけ出てしまったり、顎関節症になったりする可能性すらあるのです。

これも片方の腕ばかりを使うよりは左右バランスよく使った方がマシではあるものの、猫背や顎への負担を考えればできる限り癖を直し片肘をつく行為自体を止めるようにするべき。

■寝転がってテレビを見ない

寝転がってテレビを見る…いわゆるグータラ主婦の典型的イメージがあるアレ。

うつ伏せならまだしも、多くの場合片方の腕を支えにして横向きになる体勢になり、首や腰も曲がるため体にとっては負担が大きく、歪んでしまう典型的なポーズなのです。

しかもテレビや家具の配置は決まっているため、足を組んだり片肘をついたりする以上に体の向きは決まりがちなので、常に同じ方向に歪む力がかかることに。

私も昔はよくこの体勢でテレビを見たりしていたのですが、徐々に肋間神経痛のような症状が出てきたので最近はしないように心がけています。

■猫背にならないよう気を付ける

足を組んだり片肘をつく行為が左右方向に体を歪ませるのに対し、猫背は前後方向に体を歪ませる原因になります。

本来背中から首にかけての骨は緩やかなS字を描くことで頭の重さをしっかりと支えていますが、猫背になると頭が前に出るため首、肩、腰に過度な負担をかけてしまうことになります。

これによる体が歪み全身の骨に影響しほうれい線の原因になるだけでなく、肩などの筋肉が固くなることによる肩こりや腰への負担から腰痛の原因にも。

首や顔が下を向くことから重力に逆らえず顔の肌はたるみがちになりますし、二重あごの原因になるなど良いことは一つもありません。

■ショルダーバッグを使わない

体勢とはちょっと外れますが、片方の肩にかけるショルダーバッグは体を歪ませる原因になりますので、参考までに書いておきます。

バッグはコーディネートや使い勝手にも関わってくるので、すぐに使用を止めるというのは難しいかもしれません。そういった場合は定期的にかけかえ両方の肩をバランスよく使うようにして下さい。

ただ、利き腕ではない方の肩にバッグをかけると、しっくりこない上にすぐ痛くなったりしてしまうんですよね…

姿勢を正せばほうれい線は消える?

正しい姿勢に矯正することでほうれい線が消えるかどうかはケースバイケースなのでなんとも言えないところですが、今現在明らかに姿勢が悪いようであればほうれい線が薄くなる可能性は十分にあります。

体が歪むと片方のほうれい線だけ深くなる場合があります。これは普段の姿勢を見直し歪みを解消することで薄くなる、もしくは消えることが期待できるでしょう。

また、猫背を改善することによって肩や首のこりが軽減され血行やリンパの流れが促進、結果顔の肌に栄養や酸素が行き渡るようになることからほうれい線やシワが薄くなることも。

同時に首が常に下を向いていることによる顔のたるみも解消されますから、十分効果が望めると考えられます。

若さは姿勢から

普段の何気ない姿勢がほうれい線を悪化させる原因と聞いてもピンと来ないかもしれませんが、実際はほうれい線のみならず美容全般や健康面に対しても大きな影響を与えます。

姿勢が悪く体が歪むと顔まで歪んでしまうこともありますし、肩や首のコリの原因にもなります。また場合によっては内臓や精神面に悪影響が出ることも無視できません。

何より姿勢が悪いとそれだけで老けて見えますし、女性として、男性としての魅力は半減しますので、恋愛面においても不利に働くでしょう。

とはいえ姿勢というのは長年の癖になっているので直すにはそれなりの努力が必要になるは言うまでもありません。

いきなり全部…というのは現実的ではありませんし、心理的な負担も大きくなってしまいますので、まずは一つずつ改善していくよう心がけてみて下さい。

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