体の歪みがほうれい線に現れる

体の歪みとほうれい線の関係

ほうれい線っていうと加齢による肌の衰えやたるみによって現れるものという印象がありますが、長年の姿勢の悪さなどからくる体の歪みが原因になることもあるって知っていましたか?

ほうれい線と体の歪みって一見何の関係もないように感じますが、実際には歪みの影響で顔のシワが深くなることあるのです。

体の歪みがどういったメカニズムでほうれい線に影響してくるのか詳しく見ていきたいと思います。

そもそも体の歪みとは?

体の歪みでシワができる まず基本的な話として体の歪みってどういったものなのか?

体というのは大小様々な骨によって骨格が作られており、一ヶ所が歪むとバランスをとるために多くの部位にそれが連鎖します。

骨盤が歪めば背骨も無理な形に曲がることになり、酷くなると左右の足の長さが明らかに違ってくる場合も。

それは頭蓋骨にも及び、顔が微妙に歪んでいる人は体全体のバランスの崩れが影響している場合もあり、逆に食事時に片方でしかかまないなどの問題がある場合、顔や頭蓋骨の歪みから体に波及することあるのです。

これらの原因は多岐にわたり、頬杖をよくつく、片方の足ばかりで組む、ショルダーバッグをかける肩が決まっているなど挙げだしたらきりがありませんが、日常的に体に一部分に負担がかかる姿勢をとっていることは共通しています。

■体の一部分に負担が大きくかかると歪む
■骨格はすべて連動しているため、一ヶ所が歪むと全身に波及
■何気ない普段のクセや姿勢が原因になることが多い

体の歪みがほうれい線にどう影響しているのか

仕事や生活習慣などの影響により現代人の体というのものは思いのほか曲がっているものの、それを自覚している人はあまりいないと思います。ただ、気になるそのほうれい線は体の歪みが影響しているかもしれません。

体が歪むと頭蓋骨にまで影響してくると上でも書きましたが、頭蓋骨が歪めば当然顔の皮膚にも影響が及びます。そうなると顔に変な負担がかかることになり、それがほうれい線として現れることがあるのです。

この頭蓋骨、テレビなどで見ると1つの大きな骨のようなイメージですが、実際は28個の骨で構成されているため、微妙な歪みが発生しやすい構造。

特に左右のほうれい線を見比べてみて片側だけ深いといった場合は体の歪みが影響している可能性があります。

■28個の骨で構成される頭蓋骨や歪みやすくほうれい線の原因に。

血行やリンパの流れが悪化している

体の歪みによるほうれい線は物理的な影響だけに留まりません。

体が歪むと肩こりや頭痛などが出ることは広く知られていますが、これらの原因は血流の悪化によるものが多くなっています。

というのも、歪みは体に無理を強いているため様々な筋肉の緊張を生み収縮、それによって血行が悪くなり結果として肩こりや頭痛などを引き起こすのです。

肩や頭への血行が悪くなるわけですから当然顔の血流やリンパの流れも悪化することになり、十分な栄養や酸素が運ばれない上にリンパによる老廃物の運搬も滞りがちになり、結果ほうれい線ができたり深くなってしまったりといったことが起きてしまいます。

これはほうれい線に限らずすべてのシワにも言えることなので、美容に気をつけている人は体が歪まないよう意識する必要があります。

■体の歪みは血行やリンパの流れを悪くする
■血流やリンパの流れが滞ると栄養・酸素不足などほうれい線の原因に

まずは日々の自分の姿勢を見直そう

体の歪みというのは自分で鏡を見ても分かりづらいものの、日々の生活の中での姿勢や行動を振り返ってみるとある程度見えてくるものがあります。

具体的には…

  • ■よく頬杖をつく
  • ■組む足が決まっている(左足など)
  • ■ショルダーバッグをかける
  • ■横向きに寝転がってテレビなどを見る

体の左右一方に力がかかるような姿勢が体の歪みの大きな原因に。

例えばショルダーバックなどは頻繁に左右でかけ替えるなどをすればいいものの、利き腕や癖、「しっくりこない」という理由などから片方の肩ばかりを使う場合が多く、そうなると片方の肩に長時間力がかかり続けることになり、結果体に歪みが発生してしまいます。

また、例えば寝転がってテレビを見る際などにおいても、テレビやテーブルなど家具の配置は決まっているため「常に右が下」など同じ体勢になってしまいがち。

こういった日々の体の使い方がほうれい線に影響を与えてきますので、意識的に左右まんべんなく使うよう心がけて下さい。

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