そのほうれい線、年のせいにしてませんか?

ほうれい線は加齢が原因?

加齢は誰しも平等に訪れるもので、年齢を重ねればシワやシミ、ほうれい線などが目立ってくるのはある程度しかたのない事。だからといって「年だから…」と受け入れてしまえば肌は衰える一方です。

肌というのは多くの場合20代前半をピークとして徐々にハリや弾力、水分などが失われていき、年をとればとるほど衰えていくのは確かです。

しかしケア次第ではこれを遅らせることはできますし、ほうれい線を消したり薄くしたりすることも十分可能なのです。

年齢に立ち向かい年を感じさせない肌を手に入れるにはどういったことに気を付ければいいのでしょうか?

加齢によってほうれい線が現れるメカニズム

そもそも、なぜ加齢によって肌が衰え、シワやほうれい線、シミといったものが現れてくるのでしょうか?

この理由はひとつではなく、様々な要因が重なっています。

■細胞の老化

肌を含め人間の体は細胞でできており、その細胞は常に修復や分裂を繰り返し新しいものに生まれ変わっています。

それは遺伝子(DNA)に基づいてコピーすることで同じ細胞を作り出していくのですが、このコピー能力は完全ではなくミスが付きまといますし、分裂能力自体も年と共に衰えてきます。

「細胞分裂できる回数は遺伝によって決まっている」という説もあるなど、細胞自体が老化していくのです。

体を構成する細胞が老化すれば当然肌も衰えていくことになり、それがシワやほうれい線を作り出す大きな原因になっています。

■活性酸素の影響

人間は生活の中で常に活性酸素という体に悪影響のある物質を作り出しており、その活性酸素は細胞内のDNAを傷つけ正常な細胞分裂を阻害してしまいます。

上の項目でも書いた細胞の老化を促進させてしまうのです。

活性酸素は呼吸で酸素を取り込むなかで一定数生まれてしまいますが、生活習慣によってはこれが急激に増えてしまい老化を加速させてしまう原因に。

活性酸素が増えてしまう主な原因は…

  • ■タバコ
  • ■過度な飲酒
  • ■ストレス
  • ■紫外線
  • ■激しい運動

これらが重なれば重なるほど活性酸素が生み出されやすい状況となり、肌の老化…ひいてはほうれい線ができやすい体になってしまうのです。

■栄養不足

現代の日本において生命を脅かすほどの栄養不足に陥ることは稀ですが、「肌や体の老化防止に必要な栄養を摂れているか」についてはまた別問題。

人間の体はとりあえず何らかのエネルギーを摂取していれば生きていくことが可能であるものの、体や肌の老化を食い止めるには多くの栄養素をバランスよく摂取する必要があり、栄養の偏りが長期間にわたると取り返しのつかない不可逆的な老化を招きます。

とりわけ各種ビタミンやタンパク質(アミノ酸)はアンチエイジングにとって欠かせないものなので、意識的かつ積極的に摂取することが必要になります。

■紫外線

紫外線は上でも書いた活性酸素を増やす原因になりますが、これの怖いところは細胞自体に直接損傷を与える点。

メラニン色素を増やすなどシミの原因となる紫外線B波(UVB)や、真皮の線維芽細胞を傷つけコラーゲンやエラスチンの生成を阻害する紫外線A波(UVA)が肌の老化を促進させほうれい線を作り出してしまうのはもちろん、体全体の細胞に損傷を与えます。

加齢に立ち向かうほうれい線解消法

老化は日々進んでいくもので、何も対策を取らなければ確実に老けていきます。

しかし、上でも書いたように加齢による肌の老化は原因を取り除けるものも多く、しっかりとした対策をすることでほうれい線を消したり薄くしたりすることが可能になります。

具体的な方法としては…

  • ■タバコや飲酒を控える
  • ■しっかりとした紫外線対策
  • ■激しい運動は控え有酸素運動に
  • ■バランスの良い食事

重要なことは老化を促進させる活性酸素をできるだけ作り出さず、かつ肌など細胞の必要な栄養素をしっかりと摂るという事。

タバコやお酒は、止められるのであればそれに越したことはなく、それが無理であればできるだけ量を減らすなどの対策を取るべき。

紫外線対策は徹底的に行うべきで、それは顔の肌のみならず体も同様です。

化粧品などによって肌の水分を補う、紫外線対策をするなどの対策も重要ですが、基本となる体の老化を食い止めず顔の肌ばかりを対策してもなかなか効果は出ないでしょう。

年と共にほうれい線は出やすくなるが…

ほうれい線は頬のたるみが主な原因ですが、そのたるみを引き起こす原因は様々。しかしそれも突き詰めれば老化に結びつきます。

そしてその老化は誰しも平等に訪れるものの、そのスピードに関しては生活習慣やケアによって大きく異なり、健康的かつしっかりとケアしていた人の肌というのは、そうでない人に比べ明らかに差が出ます。

重要なのは「年だから仕方ない」と諦めないことで、かの有名な安西先生も「あきらめたらそこで試合終了だよ」と述べています。

年を取るにしたがってケアや顔の体操などを怠りがち。しかしここでの頑張りが後の肌に大きな影響を与えてくるのです。

人間である以上加齢は絶対に避けられないものですが、それを言い訳にせず若い肌をキープするようにしたいところですね。

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