ほうれい線が出てくる原因とは?

ほうれい線の様々な原因

存在するだけで見た目年齢を5歳も10歳も引き上げてしまうほうれい線はいつの時代も女性を悩まし続けています。そんなほうれい線を消すためには、まず原因や要因を知ることが何より重要。

ほうれい線の原因というのはひとつではなく、いくつもの要因が重なっていることも珍しくはないものの、自分の置かれている状況と照らし合わせれば、何が原因なのかある程度見えてくるはずです。

闇雲に対策するより、様々な要因を知った上で自分の原因に目星をつけ集中的に対策したほうが効果が出る場合も多いので、まずは考えうるものを片っ端から見てみましょう。

ほうれい線の原因として考えられるもの

当サイトではほうれい線の原因となりうるものを個別に詳しく解説していますので、ここでは原因の一覧を兼ねた簡単な説明と各ページへのリンクを中心に行っていきます。

ではほうれい線が現れてしまう原因や要因を一気に見てみましょう。

■紫外線

お肌の天敵ともいえる紫外線はシミを作り出すことで知られていますが、ほうれい線やシワへの影響も非常に大きくなっています。

というのも、紫外線の90%以上を占めるA波(UVA)は表皮を透過し真皮に到達、肌の弾力やハリを保っているコラーゲンやエラスチンを破壊・変性させてしまうから。

これらが破壊されてしまうと肌の弾力やハリは衰え、頬がたるんだ結果ほうれい線として現れてしまうのです。

■タバコ

タバコには血管を収縮させる作用があるため、顔への血行を妨げ酸素や栄養が十分に行き渡らない状況を作ってしまいます。

また1本吸うだけでも多量のビタミンCを消費することでも知られます。

ビタミンCはハリや弾力にとって重要な真皮のコラーゲンの生成を助けるため、これが減るとコラーゲンの生成も滞ってしまいがち。

1日に必要なビタミンCは100mgとされているのに対し、タバコを1本吸っただけで25mg以上消費されます。つまり1日4本吸えば1日に必要なビタミンCがすべて失われることになります。

■乾燥

紫外線と並んで肌に悪いとされるのが乾燥。

軽度の乾燥であれば表皮上に細く浅いちりめんジワが現れる程度で、しっかりと保湿ケアをすれば消すことができますが、慢性的に乾燥気味になると真皮の水分まで失われていきます。

真皮で水分を保持しているコラーゲンやヒアルロン酸の水分が失われると肌の弾力やハリが無くなり、ほうれい線や深いシワの原因になってしまうのです。これはちりめんジワのように簡単に消すことはできません。

■肥満

太ることで肉が付くため肌のハリが出てほうれい線やシワが消えると思いっている人も多いのでは?しかしそれは大きな勘違いです。

確かにふっくらすれば肌にハリや弾力が出ることもありますが、それは必要な場所にピンポイントに付いた場合で、頬に肉が付けば当然ほうれい線はできやすくなります。

元々肌に充分なハリや弾力がある20代までならまだしも、30代に突入するとどうしても肌は衰えてくるため、頬に付いた肉が一気に垂れて悲惨なことに。

「最近ちょっと太ってきたけどシワやほうれい線が消えるからいっか」とか強引に正当化しちゃだめですよ。

■体の歪み

ついついやってしまいがちな頬杖や横になってテレビなどを見る仕草。しかしこれらが顔や体を歪ませほうれい線を作り出しているかもしれません。

人間の体や頭蓋骨は多くの骨で構成されており、それぞれバランスを取りながら存在しています。しかし、1ヶ所に歪みやずれが生じると、そのバランスが崩れ歪みが発生、それは全身に波及してしまうのです。

それは体から頭蓋骨に影響を与えることもあれば逆も然り。

頭蓋骨に歪みが生じると顔の片側だけにほうれい線やシワが現れる原因になります。顔がやや歪んでいる女優のともさかりえさんを見ると左右でシワやほうれい線が違うことが見て取れると思います。

■栄養バランスの偏り

食事から摂取する栄養は健康・美容にとって重要で、これが偏ったり不足したりすると如実に肌に現れます。

良質なタンパク質(アミノ酸)やビタミン、ミネラルなど美容に大きな影響を与える栄養素は多く、これらをバランスよく摂取することが理想ではあるものの、実際にやってみるとなかなかに難しいもの。

野菜や果物をあまり食べないとビタミンが不足し、コラーゲンの生成や新陳代謝を妨げる原因になり、タンパク質が不足すると肌を構成するコラーゲンなどの材料不足となってしまいます。

■片噛み

食事の際、どちらか一方の歯でばかり噛むという癖がある人は意外と多いものですが、それが長期間続くと顔の歪みとなって現れてきます。

具体的には普段噛んでいる側の筋肉が発達した結果、口端が上がる一方で目尻が下がり、逆側は口端が下がり目尻や眉が上がるという真逆の動きをします。

そうなると普段から噛んでいる側の目と口が近づくため、頬が押されてほうれい線ができてしまいます。

■口呼吸

知らず知らずのうちに口呼吸になっている人は多いものですが、それは見た目にだらしないだけでなくほうれい線の原因にもなります。

口を閉じている時というのは主に口輪筋という口の筋肉を使っているのに対し、口呼吸で開けっ放しの状態ではこの筋肉は使われません。結果口輪筋は衰えてしまいます。

ほうれい線予防や解消には口輪筋を鍛えることが有効。しかし口呼吸は逆に口輪筋を衰えさせる原因になるため、顔が緩みほうれい線が現れやすくなってしまうのです。

できる範囲で対策してみよう

ほうれい線の原因をいくつか挙げてきましたがいかがだったでしょうか。

多くの人はいくつか当てはまっている人も多いと思われ、当てはまるものが多いほどほうれい線を消すのは困難になり、むしろどんどん深くなっていく可能性が高いでしょう。

これら原因の多くはほうれい線のみならず美容全般に悪影響を及ぼすものばかりなので、少しでも若くありたい、アンチエイジングに取り組みたいと考えているのであれば、できる限り対策するようにして下さい。

ただ、だからといって無理にいくつも対策しようとするとストレスが溜まりますし、負担も大きくなりがちなので、優先順位を決めできる範囲で長く続けることを心がけたほうがいいかもしれません。

このページと同様に対応策をまとめて取り上げた「ほうれい線解消・予防のための方法8選」のほうも参考にしていただければ幸いです。

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