肩こりでほうれい線ができるって本当?

肩こりでほうれい線

肩こりを経験したことがある人なら分かるこの辛さ。なんとも言えない重さ、だるさが付きまとい、場合によっては頭痛や吐き気も引き起こす肩こりですが、これが原因でほうれい線ができてしまうなど美容にも悪影響があるのです。

近年は色々と便利な世の中になっており、その代表格がPCやスマホ。それによって多くの情報が手元で手に入りクリック一つで買い物までできるようになったものの、それにより体を動かす機会が減り長時間同じ姿勢をとることが多くなってしまいました。

この「長時間同じ姿勢」というのは肩こりの最大の原因であることから、最近は特に肩こりに悩まされる人が多くなっています。

中でも仕事がデスクワークだったりすると半強制的に長時間同じ姿勢でいることになりますから、肩こりはますます酷くなってしまいます。

そんな肩こりが原因で現れてしまうほうれい線をはじめ、美容面にどう悪影響があるのか?そしてどう対応すればいいのかを取り上げてみたいと思います。

なぜ肩こりがほうれい線の原因になるのか?

肩こりの原因は多岐にわたりますが、メカニズムとしては「血行」と「緊張」が大きく関わっています。

肩こりというのは首や肩などの筋肉が緊張し血行やリンパの流れが悪くなっている状態で、それより上にある頭や顔への血流は滞りがちになってしまいます。

そうすると肌に充分な栄養や酸素が行き渡りにくくなるため、次第に弾力やハリが失われ、それが顔のたるみを作り出しほうれい線をくっきりと浮き上がらせてしまうのです。

また、肩こりによって固まってしまった筋肉は顔のリンパの流れも阻害するため、顔がむくみやすくなります。これもたるみやほうれい線の一因に。

姿勢の悪さも原因に

肩こりというのはPC作業など机での長時間の作業によって起こりがち。その際、多くは手を前に出しているため、よほど気を付けていないと猫背になってしまうでしょう。

この猫背が肩こりの大きな要因にもなっており、場合によっては体を歪ませてしまう場合も。体の歪みは全身のバランスを崩しかねず、ほうれい線に対する悪影響など美容面はもちろん、健康面においても大きなマイナスになります。

肩こりの原因として考えられるもの

ほうれい線ができてしまう一因でもある肩こりの原因は具体的にどういったものが挙げられるのかを見てみましょう。

■長時間同じ姿勢

長い時間同じ体勢でいると体の筋肉というのは固まってしまいます。

若いうちならあまり実感することはないかもしれませんが、年と共に筋肉は固まりやすくなり、数時間同じ姿勢でいた時や寝起き時など体が固まって痛みすら感じることも多くなってくると思います。

同じ姿勢を保つ行為は筋肉の緊張を長時間強いることになり、その緊張によって血行やリンパの流れが悪くなって肩こりが起きてしまいます。

長時間手や首を前に出しがちなデスクワークはその典型で、同じ姿勢が続く上、手や首を前に出すことで肩の筋肉は常に緊張状態で、最も肩こりが起こりやすい状況と言えるでしょう。

■強いストレス

現代社会においてストレスフリーな生活を送るのは困難。多少のストレスは誰にでもあるものですが、過度なストレスがあると肩こりを引き起こしてしまいます。

人間は強いストレスがかかると体は極度の緊張状態になり全身がこわばり、特に肩には過剰な力が入ってしまいます

緊張をほぐす際に「肩の力を抜いて」と言うのはそのため。

短時間であればそれほど影響はないものの、それがある程度長い時間続くと、緊張が解けた後も肩のこわばりが抜けず肩こりになってしまうのです。

■運動不足

肩こりを解消するには肩の緊張をほぐしたり、血行を良くしたりといった事が重要になり、そのために最適なのが適度な運動です。

裏を返せば、デスクワークなど肩こりの要因を抱えながらも運動不足の場合、肩こりがいつまで経っても治らないことを示唆しています。

しかし忙しい20~40代には運動不足の人が非常に多く、肩こりを上手に解消できないまま原因を積み重ねてしまう傾向にあります。

■何らかの首や肩の疾患

デスクワークなど同じ姿勢でいること、日常的に姿勢が悪いなどの原因がなくても、首や肩に何らかの疾患を抱えている場合は、それが肩こりを誘発することがあります。

代表的なものは頚椎椎間板ヘルニアや変形性頚椎症など首の骨にまつわるもの。

腰痛に多い椎間板ヘルニア同様神経を圧迫することで肩こりや首の痛みなど幅広い症状を引き起こすことがあります。

肩こりを解消するには?

「最近ほうれい線が濃くなった」「急にほうれい線が現れた」などと感じている人で、強い肩こりの症状がある人は、ぜひ肩こりの解消を試みてください。

肩のこりをほぐすマッサージや体操は様々あれど、重要なのは長時間同じ姿勢を保たないことと、一定時間毎に首から肩、肩甲骨を動かして固まった筋肉をほぐし、血流を回復させること

肩こりの解消というと昔から行われている「肩を揉む」「肩たたき」を想像する人も多いと思いますが、外から力を加えただけで肩こりは解消しません。

肩こりの簡単なストレッチ法

ひとつ、代表的な肩こり解消のストレッチ法を載せておきましょう。

まず、右手で右肩を、左手で左肩を触ります。形的には腕を目いっぱい曲げている状態といえば分かりやすいでしょうか。

そのまま腕を方と同じ高さまで上げ、肩甲骨が出るのが分かるくらい目いっぱい胸を張り、腕をできる限り後ろに持っていきます。

この状態から腕を大きく回します。その際、肩甲骨を意識的に動かすように。これをゆっくりと5~10秒おこなったら、いったん力を抜いて腕を下ろします。

これを計3回しっかり行うことで肩や肩甲骨を動かし血行を良くすると共に筋肉の緊張をほぐすことができます。

デスクワークなどで長時間同じ姿勢でいる必要がある場合、1時間に1度こういったストレッチや体操を行うことで肩こりの予防や改善に繋がるはずです。

肩こり解消で美しい肌に

ほうれい線の直接的な原因は肌のたるみが大きなウエイトを占め、そのたるみを引き起こす間接的な要因は非常に多く存在します。

ただ、根底にあるものは肌の弾力やハリの低下で、それを予防・改善するには栄養をしっかりと届けつつ老廃物を速やかに除去することが何より大事。

肩こりは筋肉が緊張し固まることで血行やリンパの流れを阻害するため、この「栄養を届ける」「老廃物を除去する」という2点に多大な悪影響を与えます。肩こりに悩まされている人は姿勢が悪いことも多いので、ほうれい線への悪影響はかなり大きい。

理想を言えばPCやスマホの長時間使用を避け、かつ普段から適度な運動を取り入れるべきなのですが、実際問題として仕事でPCを使う人も多く、なかなかそうはいかないですよね。

そういった場合でも、椅子の高さを工夫したり、意識的に背筋を伸ばしたり、定期的にストレッチをするなどを心がけるだけで肩こりの予防・解消に繋がるので、ほうれい線や肌の衰えを感じている人はこれらを試してみて下さい。

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