男性と女性、ほうれい線ができやすいのは?

ほうれい線ができやすいのは?

近年はスキンケアの意識が高い男性が散見されるようになり、女性顔負けのきれいな肌を持つ人も多くなっています。そこでふと疑問。女性と男性、どちらのほうがシワやほうれい線ができやすいのでしょうか?

入念にスキンケアを行う女性?肌の強そうな男性?

当然個人差がかなり大きいとはいえ、40代になってもほうれい線やシワが目立たない男性もそれなりに存在し、なんかちょっと悔しい気分になりますよね。

一般的に女性と男性、どちらがほうれい線ができやすいのか?

男性の肌の強み

まずは女性に対し優位と思われる男性の肌の強みを見てみましょう。

■皮脂が多い

男性と女性の肌の大きな違いとしてまず挙げられるのが「皮脂の量」。

男性の肌は脂ぎっている印象が強いように、女性に比べ男性の皮脂の量は圧倒的に多くなっています。

男性と女性の皮脂量

男性と女性ではそもそも皮脂の絶対量が違う上に、女性は20代前半をピークに減少の一途を辿るのに対し、男性はピーク時からほぼ横ばい。つまり、女性に比べ乾燥肌になりにくいという特徴があります。

女性でも脂性の人の方がシワやほうれい線ができにくい傾向があるように、皮脂の量が多いということは保湿性が高いことを意味しているのです。

ただし、皮脂が多いということはニキビや吹き出物ができやすい状況でもあるため、しっかり対策しないと肌トラブルの原因になってしまうという弊害も。

■皮膚が厚い

男性の皮膚は女性のそれと比べ厚みがあるという特徴があります。

厚みがある分、硬く荒いため女性のようなキメの細かさは望めませんが、一方で紫外線など外部からの刺激に強いという性質があるのです。

そのため、一切のケアを行わないと仮定すれば、女性は男性より紫外線などのダメージを受けやすい分老化が早くなってしまいます。

■皮下脂肪が少ない

男性は女性に比べ皮下脂肪が少ない傾向にあり、顔に関しても頬の肉が少なくシャープな顔の人が多くなります。

皮下脂肪が少ない場合、ほうれい線の部分が落ち込みやすいというデメリットもありますが、頬に脂肪が少ない分たれにくいのも事実。

個人差が大きい点ではあるものの、傾向としては頬の肉が多めな女性のほうがハッキリとしたほうれい線ができやすいと言えるでしょう。

男性の肌は痛む要素満載

皮脂が多く皮膚が厚いという強みがある男性の肌ですが、一方で女性に比べ劣っている点というのはどういったものなのか?

■乾燥しがち

男性は女性に比べ圧倒的に皮脂が多く、そのままの状態では乾燥しにくいのですが、ほとんどの女性は一定の保湿ケアを行うため、結果ケアを行う人が少ない男性の方が乾燥しやすくなります。

また、皮脂自体は男性の方がずっと多いものの、肌が保持している水分は女性のほうが多いという特徴があるため、皮脂が多い割には乾燥しがち…というちょっと不思議な状況に。

皮脂で顔を覆っているので内側から水分が逃げだしにくいものの、そもそもの水分量が少なく、また保湿ケアもあまり行わないため、しっかりとケアを行う女性のほうが状態は良いことが多いのです。

■紫外線対策をあまりしない

女性であればほとんどの人は夏はもちろん冬でもなんらかの紫外線対策をします。

下地の前に日焼け止めを塗る、もしくは日焼け止め効果のある化粧下地を使った上で、さらにUVカット機能のあるファンデーションを塗るなど、シミやシワを作らないために女性はしっかりとした対策を行います。

それに対し男性はどうでしょう?

紫外線の悪影響を気にする男性であればある程度日焼け止めくらいは塗ることもありますが、そういった意識を持っている人はまだまだ少数派で、真夏の炎天下でも日焼け止めすら塗らない人が大半。

いくら皮膚が厚いとはいえ、真皮にダメージを与えるUVAを遮断することなどできないため、そういった面では女性に比べシワやほうれい線ができやすいと言えるでしょう。

■喫煙者が多い

近年喫煙率は減少の一途を辿っておりますが、それでも働き盛りである30~40代の男性の3~4割はタバコを吸っています。

タバコは肌への血行を悪くするばかりか、コラーゲンの生成を助けるビタミンCを大量に消費してしまうため、美容にとって大敵。

ただ、男性の喫煙率は確実に下がっているものの、女性の30~40代は12~15%くらいをほぼ横ばいで推移しているため、差は徐々になくなりつつあります。

男性と女性、ほうれい線ができやすいのは?

ほうれい線ができる・できないは個人差が大きいため一概には言えないと前置きした上で、どちらができやすいかという点においては、やはり「男性」という結論になるでしょうか。

基本的な肌の強さに関しては男性の方が上であるものの、後天的なケアは女性のほうが遥かにしっかりと行っているため、結果として女性の方ができにくい傾向に。

それは裏を返せば「女性と同じだけのケアを行えば男性のほうがシワやほうれい線ができにくい」ということでもあります。

男性にもある程度スキンケアの習慣ができてきたとはいえ、まだまだ少数派であることは間違いないため、現状では男性のほうがシワやほうれい線ができやすいといえますが、将来的に男性のスキンケアが当たり前になると逆転する可能性も。

ダメージは女性のほうが遥かに大きい

現状男性の方がほうれい線やシワができやすい傾向ではあるものの、女性と大きく異なる点があります。

それは“渋さ”や“味”にできるという点。

男性は顔の造りや体型、ファッションセンスが良いと、シワやほうれい線ですら「渋さ」という武器にできる可能性が。一方の女性ではこういったことは考えられず、ほうれい線やシワはただただマイナスポイントとなります。

ちょっとずるいですよね。

まあ、肌のきれいな女性は若い頃ならチヤホヤされることもありますので、外見的な魅力という観点では太く短い女性と、細く長い男性という感じになるのでしょうか。

しっかりとケアをする分女性のほうがシワやほうれい線はできにくい傾向にあるものの、「ほうれい線ができて見向きもされなくなった」なんて悲しい事態にならないためにも、より一層のケアに努めたいものです。

ほうれい線改善おすすめ美容液

あわせて読みたい関連記事

カテゴリ一覧