くっきりほうれい線は10歳老けて見える

ほうれい線は10歳老ける

ほうれい線ができてしまうと見た目年齢が上がってしまうことは何となく理解している人は多いと思います。しかしその影響は予想以上に大きく、10歳以上老けて見える場合もあるのです。

鼻から口にかけて2本の線があるだけで10歳以上老けて見える…ほうれい線に悩んでいる人にとっては信じたくない話かもしれませんが、これは冗談ではないのです。

これを裏付けるデータや私が実際に加工して作った画像を見ながら、ほうれい線がいかに恐ろしい存在かを今一度確認してみましょう。

ほうれい線があると10歳老けてみるという事実

人は誰かの顔を見た時、無意識のうちにほうれい線の有無を確認し、その人の年齢を推測します。これは理屈ではなく長年の経験や本能に基づいたもの。

ただ、ほうれい線が存在することで老けて見えるのは誰しも実感しているものの、具体的に何歳くらい老けて見えるのかを考えたことがある人はほとんどいないと思います。

そんな疑問に応えるべく、以前ロート製薬が下記のようなデータを公表しました。

ほうれい線で10歳老ける

ここでは、女性の口元のほうれい線の長さに着目しており、1.18cm伸びると見た目年齢は6.93歳上昇することが示されました。1cmに換算すると5.87歳老ける計算になります。

このデータの恐ろしい点は「ほうれい線があるかどうか」を比べたものではなく、たった1cm程度伸びただけでこれだけ老けて見えるという事実を示している点。

深いシワや頬のたるみは見た目年齢に大きな影響を与えるのです。

実際にほうれい線を消してみると

ではほうれい線がガッツリ存在する口元と、ほうれい線のみを消した口元でどのくらい印象が変わるのか見てみましょう。

ほうれい線が与える印象

これは女性の口元からほうれい線だけを消し去ったものになります。これだけ見ても年齢差は10歳以上ありそうに感じますよね。

ここまできれいに消し去ることは現実的に不可能だとしても、「あるかないか」でここまで見た目年齢に差が出てしまうというのは驚異の一言。

ある程度薄くなる程度でも5歳くらいは変わってきますので、ほうれい線が気になりだしたら一刻も早い対策が若々しさを保つ秘訣と言えそうです。

ほうれい線を消すには

ほうれい線が見た目年齢にどれほど大きな影響を与えるかというのは分かってもらえたと思いますが、現実にこれを消すとなるとそれなりの努力が必要になってきます。

ほうれい線を消すための主な方法としては…

■紫外線を徹底的に防ぐ

紫外線はUVAとUVBの2種類があり、ほうれい線を作り出してしまう大きな原因になるのは真皮にまで到達するUVAになります。

UVAは真皮のコラーゲンやエラスチンを変性・破壊することで知られ、これによって肌の弾力やハリが失われたるみやシワの原因になってしまいます。

また、紫外線を浴びると細胞の老化を促進させる活性酸素が増えてしまうため、さらに老化が進むことに。

UVAを防ぐには「PA+++」や「PA++++」などの性能を有する日焼け止めやファンデーションを使うようにしましょう。

■肌を乾燥させない

顔の肌が乾燥がちになると「ちりめんジワ」という細かなシワが目元や口元にできてきます。しかしこの状態を放置すると真皮のヒアルロン酸が保持する水分まで失われることになり、たるみやシワ、ほうれい線の原因になってしまいます。

日頃から保湿を心がけるのはもちろん、睡眠時など乾燥しがちだけどケアできない状況の対策もしっかりと行うようにして下さい。

■タバコを止める

肌の弾力やハリを保っているのは真皮のコラーゲンやエラスチンで、その生成を促すうえで重要になるのがビタミンCです。

タバコを吸うとビタミンCを大量に消費してしまい、4本吸えば1日に必要とされるビタミンCをすべて消費してしまう計算に。

タバコの影響はビタミンCのみならず、健康な肌を保つ上で重要な血行も滞らせてしまうため、可能であれば禁煙することをおすすめします。

■栄養バランスを考えた食事

人間の体は食事でできていると言っても過言ではなく、それだけにほうれい線を作るも消すも食べ物は重要な要素。

ビタミンCやビタミンE、リコピン、ポリフェノールといった強い抗酸化作用を持つ野菜や果実などを積極的に摂取すると共に、肌の元となるタンパク質(アミノ酸)もしっかりと摂っておきたいところ。

また、肥満や過度なダイエットもほうれい線の大きな原因になるので、それを避けるためにも食生活を整えるのは重要になります。

■表情筋を鍛える

顔には多くの筋肉が走っており、中でもほうれい線に影響を与えるのが口の周りの口輪筋や頬の大頬骨筋や小頬骨筋などです。

これが衰えると頬がたるみほうれい線ができてしまいますので、積極的に顔の体操を行いこれを鍛えるようにして下さい。

とにかく早い対策を

ほうれい線は真皮の状態が大きく影響して現れるもので、その真皮は一度衰えてしまうと回復させることは決して楽なことではありません。

そのため、肌の衰えを感じたりほうれい線の存在を確認したりした場合は、一刻も早い対策が必要になります。先延ばしにすると取り返しのつかないことになってしまうのです。

目の下のたるみやゴルゴライン、口の下に伸びるマリオネットラインと共に見た目年齢に大きな悪影響を与えるほうれい線。

10歳老けて見られないために、10歳若く見られるためにもしっかとした対策を行うようにしましょう。

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