顔の片方だけほうれい線が出る原因と対策

片方だけほうれい線が出る

若さを維持したい女性にとって天敵であるほうれい線は一般的に左右同じように現れるものですが、時として片方だけくっきりと出てしまうことがあります。なぜこんなことが起きるのか?

ほうれい線は肌…とりわけ頬のたるみが大きな原因。そのたるみは加齢などにより顔の肌全体の真皮のハリや弾力が衰えることによるものなので、通常であれば片方だけ大きくたるむということはありません。

しかし実際には片方だけほうれい線が現れることはままあり、そこには肌の衰えだけでは語れない理由が隠されています。

「最近ほうれい線が右(左)だけ妙に目立つな…」と感じている人は、これを参考にほうれい線解消を目指してみて下さい。

なぜ片方だけほうれい線が現れるのか?

先述のようにほうれい線というのは一般的に左右に大きな差はないもの。

それは、人間の顔というのは左右で多少の違いはあれど、多くの場合それは極端なものではありませんし、肌の衰えも左右で概ね均一に訪れるから。

そんな状況にあってなお片方だけくっきりとほうれい線が出てしまう理由とはどういったものなのでしょうか?

■顔の歪み

人の顔は普通、左右対称…とまではいかないものの、左右にそれほど大きな違いはありません。稀にともさかりえさんや鈴木ちなみさんのように若くしてやや歪んでいる人もいますが、一般的に大きな差はないはず。

しかし生活の中で片側だけ力を加えることが多いと徐々に顔が歪んでしまいます。

というのも、頭蓋骨というのは大きな一つの骨に見えて、その実20以上の骨で構成されており、歪んでしまうことがままあるから。

具体的にどういった行動で歪むかというと、食事の際片方の歯・顎でばかり噛む癖があったり、片肘をついて顎を乗せる癖がある場合など。

これは片方ばかりに力がかかった結果顔が歪んでしまったり、片側だけの筋肉が発達してしてしまったりすることで顔が歪み、結果ほうれい線が片方だけハッキリと現れてしまうのです。

■体の歪み

顔の歪みの原因は食べ方や片方だけに手をあてる行為だけに留まらず、体の歪みによって引き起こされることがあります。

体の骨格というのはそれぞれ独立しているようで、実際は全体でバランスを取っているため、一部が歪むとその影響は全身に現れることになります。

極端な例を挙げると、歯の?み合わせが悪いだけで背骨や骨盤が歪み、足の長さが左右で違うなんてことが起きることがあり、また逆も然り。足腰の歪みが顔の歪みを引き起こすこともあるのです。

■紫外線

普段の生活や仕事などで外に出れることがあれば太陽からの紫外線を浴びることになり、長期間にわたって紫外線A波(UVA)を浴びることによって真皮のコラーゲンやエラスチンが変性・破壊され肌のハリや弾力が衰え、それがたるみとなりほうれい線を作り出します。

とはいえ、通常は片側だけ長期間晒されることはないため、片方だけに現れるほうれい線とは無関係と感じるかもしれません。

しかし、数年、数十年と窓際で同じ方向を向きながら仕事をしている場合、紫外線によって片方だけ極端に衰える可能性があり、中でも紫外線の影響により片方だけほうれい線が出る可能性が最も高いのがドライバー(運転手)です。

片方だけ紫外線を浴びる 右図は左ハンドルの国で28年間トラックドライバーをしていた男性の写真で、長い間左側から差し込む太陽の光を浴び続けた結果、顔の左半分だけ極端に老化が進んでいることが見て取れます。(クリックで大きくなります。)

これはおそらく日焼け止めなどUV対策をしていない上に、車自体も紫外線カットのガラスではなかったため起きたと推測される極端な例ですが、なんとも恐ろしいですよね。

女性の多くは日焼け止めやUVカット機能のあるファンデーションなどを使うでしょうし、現代の車はすべてUVカット率90%以上のグリーンガラスが使われているため、どんなに長期間ドライバーをやっていてもこんなにひどい状態になることは考えられないでしょう。

ただ、それでもUVカット率100%でない以上、多少なりとも紫外線の影響は受けますから、万全の対策をするようにしましょう。

片側だけのほうれい線は消しやすい

顔の片方にだけ現れるほうれい線というのは多くの場合顔や体の歪みからきているので、加齢などによる単純な肌の老化によるほうれい線に比べると消しやすいという特徴があります。

そのためには原因となっている歪みを解消することが大前提ではあるものの、姿勢や食事の仕方など物理的な力が原因である分、対策も立てやすいですし、ゴールも明確になるでしょう。

片噛みが原因で片方だけにほうれい線ができている場合、普段噛んでいる側の口角が上がる一方、目じりはやや下がる傾向にありますので、距離が縮まり頬が押されることによってほうれい線ができやすくなります。

それを両方の歯でしっかりと咀嚼するよう直せば顔の歪みも改善してきますし、片方だけに現れていたほうれい線も薄くなっていきます。

体の歪みも同様で、片方の足だけで足を組む癖があったり、片肘をつくことが多い、ショルダーバッグをかける肩が決まっているなど、思い当たるフシがないかご自分の生活習慣などを見直してみて下さい。

歪みを治しただけでほうれい線が消えるとは限らない

顔の片方だけにほうれい線がある場合、体や顔の歪みが主な原因と考えられますから、まずはそれを改善することがほうれい線解消の第一歩になります。

しかし、歪みを解消したからといって必ずしもほうれい線が消えるわけではありません。

例えば、顔の歪みによって左にほうれい線があり右には存在しない場合、歪みを解消することによって左のほうれい線は薄くなる可能性が高い一方で、右に薄いほうれい線が現れる可能性もあるのです。

これは、顔が歪んでいる場合片側の目と口が近くなりほうれい線が現れる一方、もう片方の目と口は離れる方向に動くため、本来あるはずのほうれい線が伸ばされて見えなくなっていることも考えられるから。

また、ある程度加齢が進んでいれば肌の衰えも顕著になってきますから、そういった場合は思うような効果が得られない可能性も。

ほうれい線の原因の多くは肌の弾力やハリがなくなったり、太ったりすることで頬がたるんでくること。

片方のほうれい線を消すために歪みを解消するのと同時に、徹底したスキンケアや顔の体操による表情筋の筋力アップなどを行うことで、かなりのほうれい線改善効果が期待できますので、これを機に集中的に取り組んでみて下さい。

ほうれい線改善おすすめ美容液

あわせて読みたい関連記事

カテゴリ一覧