口笛でほうれい線を消すためのコツ
大人になったらとんと吹かなくなる口笛。そもそも「あたしは吹けない」という人も多いと思われますが、口笛がほうれい線を消すのに役立つと知れば吹いてみたくなるかもしれませんよ。
口笛を吹いたことがある人であれば分かると思いますが、ある程度吹くと口の周りや頬がすごく疲れるんですよね。
これは裏を返せば「それだけ筋肉を使っている」ということになり、ほうれい線を改善・予防する上で重要な表情筋を鍛えることに繋がります。
具体的に動向かがあるのか、そして1日どのくらいやればいいのかなどを詳しく取り上げていきますので参考にしてみて下さい。
口笛で鍛えられる筋肉とは?
口笛を吹いて鍛えられる筋肉とは具体的にどこなのか?
試しに、数分間口笛を吹いてみて下さい。吹けない場合、口笛を吹く口の形にして音を出そうとしてみて下さい。
これをやってみると口の周りはもとより、頬から顎にかけて明らかに疲労感があると思います。そう、口笛は頬から下の顔の筋肉にかなりの負荷をかけるのです。
名称で言えば口の周りの口輪筋や顎のオトガイ筋、下唇下制筋、口角下制筋、そして頬の頬筋や大頬骨筋、小頬骨筋などです。特に大頬骨筋や小頬骨筋は頬のたるみに影響するためほうれい線を改善する上でとても重要。
これらの筋肉を鍛えることは、ほうれい線はもちろん口角の下に伸びるマリオネットラインや顎のたるみの解消にも有効とあって、知る人ぞ知る顔のエクササイズのひとつ。
似たようなエクササイズにペットボトルに水を入れて唇だけで持ち上げる方法や、ペットボトル内に思いきり息を吐く方法などがありますが、口笛の場合道具がいらないため、どこでも実践できるというメリットが。
1日にどのくらい実践すればいいのか
「口笛に表情筋を鍛える効果があるのは分かったが、どのくらいやればいいの?」
時間については明確な基準はないものの、顔にある程度疲労が残るぐらい行わないと筋肉は鍛えられないため、まずは自分の好きな曲を1曲流しながら合わせて口笛を吹いてみて下さい。
時間にして1曲約4~5分くらいでしょうか。
始めのうちはこれでもかなり疲れてくると思います。それに慣れてきたら2曲にするなど増やしていくと良いでしょう。
音楽に合わせて吹くのは自宅にいる時はもちろん、車の移動中などでも気軽に行えるため非常におすすめです。
口笛吹けないんだけど…
口笛エクササイズは音を出す必要はなく、口笛を吹く口の形を一定時間維持することが重要になります。
ただ、音が出れば音楽に合わせる楽しみも生まれますが、音が出ないとただの作業になりがちなので、可能であればある程度吹けるようになっておきたいところ。
私も子供の頃は口笛を吹けなかった人間の一人で、大人になって表情筋を鍛えることの大切さを痛感してから少しの練習を経て老けるようになりました。
こればかりはコツを掴むまでトライ&エラーを繰り返す必要がありますが、吹き方のコツとしては…
- ■舌を下前歯に軽く当てる
- ■上下の前歯を1cmほど開ける
- ■唇をすぼめ息を吐きながら音が出る口の形を探る
- ■「ヒュー」と言葉に出しながら息を吐くと上手くいきやすい
…月並みですが、こんな感じでしょうか。
音を出すだけならそれほど難しくないものの、正しく音程をとるのは微妙な舌の調整が必要になり結構難しいので、それはやっているうちに徐々に慣れていけばいいでしょう。
ちなみに、私も音程をうまくとれません(笑)
とにかく実践あるのみ
ほうれい線を消すための表情筋エクササイズは色々存在しますが、顔を豪快に崩すものも多く、例え運転中の車の中であっても「見られているかも」と意識してしまい、結局やらずじまい…なんてことも。
その点口笛であれば車の中で吹いていても不自然ではないため、周囲の目を気にすることなく実行することができます。しかも道具も必要ないため、これを利用しない手はないでしょう。
こういったエクササイズはいかに継続するかが重要。いつの間にかやらなくなってしまうものが多い中、音楽に合わせる楽しさや道具を使わない手軽さなど、ほうれい線を消すエクササイズとして口笛ほど適したものもないかもしれません。
「夜に口笛を吹くと蛇や泥棒が…」という言い伝えを頑なに守っている人もいるかもしれませんが、そこは時代に合わせて臨機応変に対応しましょう。
ほうれい線は基本的に放っておいても改善することはなく、時間とともに徐々に深くなってしまいます。それを避け、若い頃のようなほうれい線のない肌を取り戻すには対策をしっかりと行う必要があるのです。
これからほうれい線を消したいという人はもちろん、予防したいという人は、実践できる機会の多い口笛を上手に取り入れてみて下さい。
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