「若く見えますね」は大嘘!ほとんどは年相応

若く見えるは嘘

このサイトを訪れる人の多くはほうれい線やたるみ、シワなどをどうにかしたいと考えている人だと思います。そんな世の女性たちが気にしてやまないのが見た目年齢ではないでしょうか。

「若く見られたい」「いつまでも美しくいたい」というのは多くの女性の共通認識でしょう。そのため、人から「若く見えますね」なんて言われたら嬉しいもの。

しかしちょっと待って、その「若く見える」はほとんどが社交辞令。大半の人は年相応の見た目ということをご存知ですか?

一方で、そういった社交辞令を真に受け自分のことを若く見えると勘違いしている人が多数…そんな本音と建前のギャップを暴いていきたいと思います。悲しい現実なんですけどね…

女性は誰しも若く見られたいと思っている

ほとんどの女性は若く見られたいと思っていると見られ、これはデータでも裏付けられています。

2012年にダイヤモンドオンラインに掲載された、30~44歳までの女性791人を対象にしたアンケートでは、9割近くの女性が「若く見られたい」と回答しています。

また、年齢が高くなればなるほど若く見られたいという願望は強くなる傾向にあることも示されています。40代女性は30代に見られたいと思う人が多いらしい。

別の調査でも女性の大半は若く見られて嬉しいと感じることが分かっており、こちらも実年齢が上がるほど割合が増え、20~30代でおよそ7割超、40~50代にいたっては8割を超えるほど。

恋愛など異性の評価において、一般的に女性は男性に比べ若さがより重要になることを考えれば当然の結果なのかもしれません。

若く見られていると感じている女性が多数

女性がいつまでも美しく、若く見られたいのは当然です。しかし、それがゆえに色々と弊害も出てきています。

そう、女性に対し「実年齢より若く見える」というのが半ばマナーのようになっており、相手を喜ばせコミュニケーションを円滑にするための常套手段として広く浸透しているのです。

そんなこともあって、会う人会う人に「若いですね」「そんな年には見えませんよ」と言われ続けた人の自己評価はどうなると思いますか?

そう、自分は実年齢より若く見えると勘違いしてしまうのです。

データに裏付けされた勘違い

見た目年齢と実年齢に関した調査は複数行われています。まずは2011年にNTTアドが男女300人に対して行った調査結果を見てみましょう。

若く見られていると思っている人の割合
出典:NTTアド


男性に比べ女性は周囲から「実年齢より若い」と言われることが多いことを物語っています。特に顕著なのが40代女性で、2011年のデータでは72%が若く見られると回答。

()内の2008年データも加味すると、およそ7割の女性が若く見られると言われていることが分かります。

また、実年齢と見た目年齢のギャップについて、日本NO.1の総合婚活サービス企業である株式会社IBJが2013年に男女計15,294人を対象にした大規模な調査を行っており、ここでは恐るべき結果が。

実年齢
20代前半 20代後半 30代前半 30代後半 40代前半 40代後半
見た目年齢
10代後半 4.5% 0.2% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0%
20代前半 83.7% 29.0% 2.5% 0.2% 0.0% 0.0%
20代後半 9.5% 66.3% 50.9% 12.1% 0.7% 0.2%
30代前半 2.3% 4.4% 46.2% 77.2% 57.5% 49.9%
30代後半 0.0% 0.0% 0.3% 10.4% 36.8% 30.0%
40代前半 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 5.0% 18.8%
40代後半 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 1.1%
50代前半 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0%
50代後半 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0%

恐ろしいことに30代後半以上の女性の90%が実年齢より若い見た目だと感じており、残りの10%も年相応という回答。40代後半にいたっては99%の女性が実年齢より見た目年齢の方が若いと思っているらしい。

つまり、年齢が上がれば上がるほど「自分の見た目は実年齢より若い」と感じていることになります。まあ、分からなくもないですが…

ちなみにこの傾向は男性も同様。ただ、女性に比べれば若干ながら年相応と感じている割合が多くなっています。

見た目は年相応という厳しい現実

しかし、そんな中年の思惑とは裏腹に、ほとんどの人は年相応、もしくは実年齢以上の見た目年齢になっていると見るプロも。

これは「40代婚活中の男性は要注意、年齢より老けて見える原因ベスト5」という記事で婚活コンサルタントが語っているもの。

調査では40代男性の9割が「実年齢より見た目年齢の方が若い」と感じているのに対し、プロの目から見ると実年齢より見た目が若い人の割合は1割程度であるとのこと。

その理由は体形であったり、ファッションセンスであったり、白髪や薄毛であったりと様々ですが、お世辞抜きに若く見られる人はそうそう存在しないことを示唆しています。

これは婚活中の男性に対してのものなので、女性に対しての評価とは若干異なる点もあるでしょうが、現実的にはかなりの部分で共通しているものと考えられるのではないでしょうか。

だって、男性より見た目を気にする傾向がある女性といえど、40代にもなると体形が崩れていたり、ファッションが完全に“おばちゃん”だったりする人のほうが遥かに多いですからね。

体感的にも第一印象で実年齢より見た目年齢が若い人というのはあまり存在しません。何度も接しているうちに性格などの「補正」が入って若く見えるようになることはあっても、第一印象や写真などで受ける印象は概ね年相応。

むしろ老けて見える人のほうが多いと感じるくらい。

見た目年齢の勘違いはなぜ生まれるのか?

見た目年齢の勘違い

そもそも、多くの人はなぜ自分を「若く見える」と過大評価してしまうのか?そこにはいくつかの理由が考えられます。

ひとつずつ見ていきましょう。

女性の賞味期限

女性に対し「賞味期限」というとバッシングを受けそうではありますが、あえてこの言葉を使わせていただきます。

婚活市場において女性の年齢のボーダーラインは35歳とされます。

容姿の老化を顕著に感じる年齢が30代半ば~後半という点からも、35歳というのは若さを保つギリギリのラインであり、また結婚後の妊娠・出産のことまで考えると、これ以上年齢が上がると厳しくなってくるのが現実。

加えて、30代と40代では印象も大きく違うのも大きなポイント。

芸能界を見渡しても、30代で綺麗な女優などは多く存在しますが、40代になっても若々しさを保っているのはごく一部。多くは“中年女性”という印象が強くなってきます。

そのことから40代女性が「30代に見られたい」という願望が強くなるのは自然なこと。なぜなら、女性として見てもらえる年齢は30代までという意識が強いから。

それが、年齢が上がるにしたがって「自分は若く見える」と勘違いする人が急増する要因のひとつと考えられます。…もちろんそこに願望が入っているのは言うまでもありません。

周囲の人間の社交辞令を本気にする

若く見られると女性は喜ぶ…社会人であれば誰しもが理解していること。

その傾向は年齢が上がるにつれ強くなります。30代女性に「20代に見える」と言えば喜ぶでしょうし、40代女性に対し「10歳くらい若く見えますよ」とでも言おうものなら、人間関係もスムーズになる。

それが分かっている人はどうするか?答えは簡単。自分が感じた年齢より若く見えると相手に伝えることでしょう。もちろん社交辞令です。

だからといってあまりに実年齢とかけ離れた年齢を言ってしまうと嘘くさくなりますので、実年齢マイナス5歳程度が理想とされます。しかし、老けて見える人である可能性も考慮しマイナス10歳の年齢を提示することも。

自分に置き換えて考えてみてください。相手に年齢を伝えた際に「へー、そうなんだ」と言われると「年相応以上に見られているのかな?」と不安になりませんか?

一方、「全然そうは見えないね、もっと若く見える」と言われれば、それが社交辞令だとしても嬉しいもの。

初対面の女性に対し「若く見える」と言っておくことが半ば常識化しているため、それを真に受け「私は若く見えるんだ」と勘違いする女性が圧倒的に多くなっているのです。

鏡では若く見える

家の鏡に映る自分って若く見えませんか?

家の鏡に映る自分、写真の自分、外出先の鏡に映る自分の顔が違うと感じる人は多く、実際私も「家の鏡では若く見えるのに…」と感じることが多々あります。

人は鏡を見ると無意識のうちに“良く見える状態”を作るとされます。

鏡映りは照明や角度、表情などによって印象が大きく変わってくるもの。家の鏡というのは照明の当たり方などを熟知しているため、最も若く綺麗に見える表情や角度を無意識に行っている可能性が高いとみていいでしょう。

一方、写真になると一気に老けたように感じる人も多いでしょう。しかし、無意識の微調整が効かないその姿こそ真実の自分に最も近いと認識するべき。写真に写った自分こそ、他人から見た自分に他ならないからです。

また、鏡を近くで見ると若く見えるのに、引いてみると老けて見えることも。外出先のトイレなどでも寄って見る印象と、全身が映るくらい引いて見る印象とでは大きく違うはず。

これも引いて見た自分が現実と認識するべきでしょう。

しかし、自分を確認する手段の多くは自宅の鏡や携帯の手鏡ですよね。無意識のうちに良い自分を作り出すこれらシチュエーションがほとんどという人は、自分の見た目年齢を見誤っている可能性が高いといえるかと。

そして「写真写りが悪い」とほざく。いやいやそれがあなたの本来の姿ですから。

若く見えるは勘違い

ハッキリ言いましょう。「私は実年齢より若く見える」と感じている人のほとんどは勘違いや思い込みです。場合によっては老けて見られている可能性も。

そんな勘違いを生み出してしまう最大の要因はやはり周囲の社交辞令。

明らかに老けて見える女性や、無理な若作りで痛々しい女性に対しても、とりあえず「若く見えますね」と言っておけば人間関係は円滑に進む。営業の人などであれば、ほぼ100%「若く見える」と言うでしょう。

私も一時はそれを真に受けていた時期がありました。しかし、ほうれい線やシワ、たるみが顕在化し、かつ写真などの客観的な視点を見るにつけ、年相応の見た目なんだなと痛感しています。

ただ、ほうれい線やシワ、たるみ、シミなどの加齢要素を改善させることができれば、見た目年齢が今より若くなるのも確か。それを目指して奮闘中といったところでしょうか。

あなたの周囲にも「若く見られる自慢」をする勘違い女が1人はいるのではないでしょうか。

そういった痛々しい女性には「ほんと若く見えるよね~」とでも言って勘違いさせておけばいいのです。恥をかくのはその人ですからね。

一方で、ご自身は「若く見える」という言葉を真に受けず、ほうれい線やシワの解消に邁進して欲しいと感じています。現在行っている対策こそが5年後10年後の肌の状態を左右すると思ってください。

今は年相応でも、しっかりとしたケアや対策を行うことで、10年後には本当の意味で「若く見える状態」を手に入れることができるのもまた事実なのです。

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